「めざせ甲子園」きょうは第3シード「宜野座」です。甲子園でベスト4になったあの春から24年。地元のメンバーで再び宜野座旋風を起こすべく挑みます。
春、21年ぶりに県大会を制した宜野座。6試合で失点はわずか4。失策は1と堅実な守りを見せました。
宜野座 漢那 崇 選手「得点圏での一本だったり」「新垣(エース)以外の投手でも抑えきれるのが」「春以降に強くなったと感じる」
3年生のほとんどは地元・宜野座のメンバー。幼い頃からともに野球に打ち込んできました。
今年はWキャプテンを置くチーム。この2人も幼稚園からの幼なじみです。

宜野座 漢那 崇 選手「小学2年生の夏休みに地元の公園で遊んでいて」「(東が)野球に行くからという理由で遊べなくなるので、それがいやで一緒について行って野球を始めた」
宜野座 東 成 選手「近くにいつもいたし」「小学校から一緒の少年野球で」「切磋琢磨し合って成長してきた仲」「頼れる部分はしゅうに頼って」「お互いでコミュニケーションを取り」「しっかり2人でチームを見てきた」
強い絆で結ばれた2人が引っ張る宜野座は今年春の県大会で優勝。「宜野座旋風」を思い出させる活躍に至るまでチームは多くの課題を抱えていました。

宜野座 伊藝 丸 選手「仲が良すぎて強く言えないとか」「厳しいことを言えないことがあった」「意識の高い先輩たちがどんなに頑張っても」「甲子園に届かないのが現実だった」「このままじゃ駄目だと自分たちも感じていた」「(最近は)気持ちも1つになってきて」「自分たちでそれ(チーム)を作り上げてこられた」
宜野座 東 成 選手「全然チームの繋がりがなくて」「『自分が打ちたい』とか自分の感情が先走って」「プレーが空回りしていた」「野球だけじゃなくて」「人間性を磨いてきてそれがプレーに出てきた」「成長したなと感じるし」「みんな甲子園に行く気で本気で取り組んでいる」

自分たちの課題を克服しチームとしての成長を遂げた宜野座。その原動力になったのは互いが互いを知る幼い頃に抱いた「大舞台への憧れ」みんなで話した「甲子園」でした。
宜野座 東 成 選手「2001年に甲子園に行ったメンバーが」「地域の方として応援に来てくれたり」「いろんな話を聞きながら育ってきた」「あの時みたいに宜野座旋風を起こそうと話して」「集まってきたチームなので」
宜野座 伊藝 丸 選手「『ずっと宜野座高校を追いかけてきた』じゃないけど」「宜野座高校に入るという気持ちでみんなで野球をやっていた」「応援にはよく行った」「宜野座高校の」「一番強い」「甲子園に行きたいという気持ちは」

宜野座 漢那 崇 選手「小さい時から自分たちも」「あの同じ場所に立ちたいなという思いが」「非常に強かった」
物心がついた時から宜野座旋風を感じてきた部員たち。子どもの頃に憧れ、今はチームを指導するOB・山城ショウゴさんは21年前のセンバツ甲子園でホームランを放ち宜野座旋風を巻き起こした立役者です。
宜野座OB山城尚悟さん「子どもたちから『甲子園行きましょう』『行きます』という」「言葉を聞いた時、絶対いける」「可能性がだいぶあるというのを感じた」「自分も高校で一生懸命やったから、今の人生があると思っている」「それを野球を通して伝えていきたい」

「憧れるのはもうやめた」地元の期待も背負い、この夏、再びあの旋風を巻き起こす!
宜野座 漢那 崇 主将「地元のみんなで絶対に甲子園に行って」「地元の地域にこれまでサポートをしてもらったので」「結果で恩返ししたい」

宜野座 東 成 主将「しっかり優勝旗を宜野座村にもう1回持ち帰って」「しっかりみんなで甲子園に行きたい」
「宜野座旋風で」「甲子園行くぞ!ヨッーシ!」

宜野座は本部と久米島の勝者と対戦します。
QABでは今年も14日から毎週土曜日の夕方4時に「速報めざせ甲子園!」を放送します。熱戦の行方に注目して下さい!
「めざせ甲子園」あすは八重山です。
