著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

うるま市で計画が持ち上っている場外舟券発売場の建設について、懸念を示している地元住民が5月31日に、ギャンブル施設に関する学習会と意見交換会を開きました。

この問題は、うるま市川田の公民館を建て替えする際に、ボートレースの場外舟券発売場の建設が計画に含まれていることが明らかになったものです。5月31日に開かれた、学習会と意見交換会には建設計画に不安を抱く地元の住民、およそ80人が参加し建設計画のこれまでの経緯を説明しました。

地元に住む玉城さんは「今、川田区の公民館の解説だとBTSがきたら、年間8000万円の建て替え費用の寄付をもらって年間300万円の予算が来るということで賛成か反対かで住民割れている状況なんですけど」と話しました。

しかし、発売場を運用する側と仲介者との間で、金銭の提示を含む具体的なやり取りは確認されていないという情報もあるということで、参加者からは「情報の不透明さ」を指摘する声もあがりました。

学習会では「公民館再建と施設計画の一体化への反対や詳細な説明を求める緊急決議も採択され、建設計画反対の署名4500筆とともにうるま市議会と川田区自治会に陳情書とし提出する予定です。

一方、発売場の設置に関わる業務を担うBOATRACE振興会は、新規物件についてウェブサイトで「施行者が主体となって推進する場合のみ協力する」と明記したうえで、うるま市川田の計画について「業界として一切、設置推進することは考えておりません」とコメントを出しています。