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2023年、那覇市で男性に暴行を加え、スマートフォンを奪いけがをさせた罪に問われた男2人の裁判員裁判が開かれ、検察はそれぞれに懲役8年と9年を求刑しました。

強盗致傷の罪などに問われているのは住所不定、無職の池間直哉被告(23)と浦添市の無職、平識空被告(22)です。

起訴状などによりますと2人は、2023年11月、那覇市泊の路上で当時58歳の男性の顔面を複数回殴り、けがをさせスマートフォンを奪ったなどとされています。これまでの裁判で2人は「強盗を企てておらず被害者へ暴行を加えてはいない」と起訴内容を否認してます。

5月23日の裁判で、池間被告側は「暴行は平識被告の独断」と主張、平識被告側も「暴行を加えたのは池間被告」と主張し、2人は暴行の事実を認めず、それぞれ執行猶予つきの判決を求めました。

一方、検察側は「両被告の供述は、信用できるものではない。被害者のけがの程度も大きく生活状況や仕事に対し大きな影響を与えた」と主張し、池間被告に懲役9年平識被告に懲役8年を求刑しました。

裁判は5月23日に結審し、5月30日に判決が言い渡されます。