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アメリカ海兵隊員の男が基地内で女性に性的暴行を加え起訴されたこと受け県は、2025年5月2日日本政府やアメリカ軍に抗議し再発防止などを求めました。

2025年3月18日、本島中部のアメリカ軍基地内の個室トイレで女性の首を絞めて性的暴行を加えたなどとして4月、アメリカ海兵隊の1等兵オースティン・ウェディングトン被告(27)が不同意性交等などの罪で起訴されています。

これを受けて、池田副知事はきょう午前、沖縄防衛局の伊藤局長と外務省の宮川沖縄担当大使を県庁に呼び出し、抗議と要請をしました。

池田副知事「在沖米軍人の性的暴行事件が後を絶たないのは、軍規などの内部統制に疑念を持たざるを得ない」

県側はアメリカ兵への教育内容の見直しや、綱紀粛正や再発防止策を講じるよう求めました。

また、5月2日午後、池田副知事はアメリカ海兵隊のキャンプ・フォスターを訪れ、海兵隊太平洋基地のウォルフォード司令官とアメリカ総領事館のオウ総領事に抗議しました。

面談は非公開で、池田副知事は終了後の会見でウォルフォード司令官から「県民に不安を与えた」と謝罪があったことを明らかにしました。

今回の抗議要請について、県側はアメリカ側を呼び出しての対応を求めましたが、アメリカ軍側は「有罪が確定するまで出向くのは難しい」と答えたということです。