※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

医師不足の影響で小児科の夜間診療を一部休診している那覇市立病院が、2024年4月25日に会見を開き、休診の継続を発表しました。ただ、ゴールデンウィーク期間中のみ、一時的に夜間診療を再開します。

那覇市立病院の外間浩理事長は「早い時期に通常の夜間救急体制に戻すべく取り組んできたところですが当面の間、今後も一部休止を継続せざるを得ない状況にある事をご報告申し上げねばなりません」と述べました。

那覇市立病院の小児科は、これまで365日・24時間体制で診療を行っていましたが、医師の退職や休職に伴い、2024年3月から夜間の診療受付を午後10時半までとし、午前0時から8時半までの救急診療を休止しています。

2024年4月25日の会見で、那覇市立病院の外間理事長は、深夜の救急体制維持に必要とされる医師12人のうち現状で9人と、当初の計画より人員確保が進んでいない状況を説明。当面の間、小児科の夜間診療の一部休診を継続すると発表しました。

一方で、2024年5月3日から6日にかけては休診している午前0時から8時半までの救急診療を一時的に再開するとしています。

ゴールデンウィーク期間中はクリニックなどが休診に入るため救急外来の需要増加に対応する形です。

那覇市立病院では、「子どもの急な発熱などで救急受診を検討される場合は市販薬の活用や近くの小児科クリニックが診療している時間帯に受診してほしい」と引き続き呼びかけています。