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正殿の再建工事 最盛期迎える夏に向け着々と作業進む

2026年秋の完成を目指す首里城正殿の再建工事。瓦ぶきや漆塗りなどが本格的に始まることしの夏が現場の『最盛期』でそれに向け着々と作業が進んでいます。

加工場では、正殿の正面を飾る『唐玻豊』に用いられるなめらかな曲線を描いた木材の加工をはじめ牡丹・獅子の文様が目を引く『透欄間』の彫刻などが行われています。

また、2024年2月からは漆業者も現場入りし、17人体制で漆塗りの下準備を進められていて、「刻苧」と呼ばれる漆に小麦粉や麻、デイゴの粉などを混ぜたものを使って据え付けた木材のひびや節を埋める工程に向けた作業が行われていました。

漆芸工房・森田哲也さんは「塗膜の亀裂が広がったり剥がれてしまうとそこから雨風が入って痛みが出てしまうので耐久性に問題が出てしまうので今やっているのは下処理みたいな作業だがこれはとても重要」と話しました。

中でも正殿の正面に立つ「向拝柱」は、朱色の弁柄を塗るまでに工程を40個以上を踏むということで下地工事を経たのち、2024年の夏にも本格的な塗りの作業がスタートします。

工事現場の外でも作業が進んでいます。県立芸術大学の彫刻チームが取り組むのは、国王が鎮座する御差床に配置する龍柱をはじめ5つの木彫刻で、そのうち、国産クスノキを原料に制作が始まったのが正殿の正面・奥の柱に巻きつく『金龍』です。

2024年3月22日も、石膏原型を元に試し彫りが行われ、2025年1月の完成を目指します。