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沖縄尚学2回戦の先発は、春のセンバツでもマウンドに立った、2年生投手・新垣有絃(あらかき・ゆいと)。ファーストを守る兄・瑞稀(みずき)と、この夏を戦っています。

1塁側のアルプススタンドには、新垣兄弟のプレーを、固唾(かたず)をのんで見守る人の姿が。

沖縄尚学甲子園通算30勝まで王手「鳴門」との2回戦を制す
沖縄尚学 新垣兄弟の母・由紀子さん「1日でも長く2人で野球が出来るように頑張ってほしい」「私も一日でも長く応援したいので」
沖縄尚学 新垣兄弟の妹 心絆(みいな)さん「2人とも活躍して、頑張ってほしいです」「瑞稀、有絃頑張れ!」
沖縄尚学甲子園通算30勝まで王手「鳴門」との2回戦を制す

1回ウラ、新垣は立ち上がり鳴門打線にヒットとフォアボールなどを許し、1アウト2・3塁のピンチを迎えます。ここで、前の試合で当たっていた、4番・稲山が打席に入ります。新垣、ここは三振で仕留めると、続く今大会ホームランを打っている5番・橋本!変化球でバットを振らせ、連続三振でピッチを切り抜けチームに勢いを付けます。

すると沖縄尚学は、直後の2回表、球場にバースデーソングが響きます。打席にはきょう18歳の誕生日を迎え、前の試合で決勝打を打った阿波根 裕(あはごん・ゆう)!18歳最初の打席でレフト前ヒット!アルプスの応援に応えます。そして打席には7番、宜野座 恵夢。

沖縄尚学甲子園通算30勝まで王手「鳴門」との2回戦を制す
沖縄尚学 宜野座 恵夢選手「新垣が先発で緊張している部分があったので、どうにか1点ほしいという思いで自分は打席に立って」
沖縄尚学甲子園通算30勝まで王手「鳴門」との2回戦を制す

宜野座の打球は、左中間へ!これがタイムリーツーベースとなり先発、新垣を援護する先制点を奪います。

新垣は、2回以降、緩急を使った投球で打者を翻ろう!5回無失点、8個の三振を奪う好投で鳴門打線を封じます。そして6回からマウンドに上がったのは前の試合115球、ひとりで9回を投げ切ったエース末吉!相手にランナーを許しますが、そこはバックが手堅い守備で末吉を盛り立てます。

沖縄尚学甲子園通算30勝まで王手「鳴門」との2回戦を制す
沖縄尚学 新垣兄弟の兄 新垣 瑞稀 選手「(先発で)有絃が投げて、ピッチャー陣も頑張っているので絶対アウトにとるという気持ちで守っていた」

試合は、沖尚1点リード迎えた9回。先頭の比嘉大登が出塁すると、ヒットが続き満塁のチャンスを作ります。打席には、きょう先制タイムリーを放った宜野座。

宜野座 恵夢選手「どうしても追加点が欲しかった」「甘く入ったストレートを一発で仕留るように」「ベンチから言われていて徹底してできたので良かった」

センター前への2点タイムリー貴重な追加点を挙げ点差を広げます。

沖縄尚学甲子園通算30勝まで王手「鳴門」との2回戦を制す

この試合ノーエラーで守り抜いた沖縄尚学! 2試合連続の完封勝利で3回戦進出を決めました。

沖縄尚学 眞喜志 拓斗選手「仙台育英ですけど、目の前の一戦一戦を戦うことだけ」「目先の一戦を大切にやっていきたい」