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発見した人は、「身近な環境で日本初記録は驚いている」と話しました。これまで、国内で生息が確認されていなかったカニが宮古島で見つかり、日本語による学名が公表されました。

今回、日本語による学名がつけられたカニは、ベンケイガニ科アシハラガニモドキ属のカバアシアシハラガニモドキです。

発見した宮古テレビの砂川栄喜さんによりますと、2023年8月、淡水と海水が混ざる汽水域に面した雑木林で撮影中、陸に住んでいるカニを発見しました。

種類が分からなかったため、特定生物の調査などを行っている、株式会社かんきょう社の前之園唯史さんに調査を依頼した結果、日本で初めて確認された個体1種と宮古島で初記録の個体2種が、確認されたということです。

そのうち、国内で初確認された個体にカバアシアシハラガニモドキと名づけられたということです。

今回の発見を受けて砂川さんは、「小さな宮古島の身近な環境で日本初記録は驚いている。島を活用しながらも、未来に禍根を残さないような取り組みについて考えるきっかけになればうれしい」と述べました。