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ダイキンオーキッド2024 吉﨑マーナプロへ弾み 荒川怜郁が県勢トップ9位

まずは、国内女子プロゴルフ開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」です。108人が出場した今大会。ツアーへの復帰や唯一、決勝ラウンドに進んだアマチュア選手など県勢の活躍を追いました。

今年で37回目の開催となったダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント。県勢からは先月の予選を勝ち抜いたアマチュア4人を含め、25大会連続出場の上原彩子、ダイキン所属の諸見里しのぶやおととし4位タイの成績だった山城奈々など13人が出場しました。

108人のゴルファーが開幕戦優勝を目指し、スタートを切りましたが、初日は雨が打ち付け、冷たい風が吹く厳しい環境。そんな中、おととし第1子となる長男を出産し、2年ぶりにツアーに復帰した宮里美香は、久々のツアーの試合を楽しみたいと意気込んでいました。

ダイキンオーキッド2024 吉﨑マーナプロへ弾み 荒川怜郁が県勢トップ9位

宮里美香選手(1日目)「地元でプレーするのは2年ぶりで楽しみにしていたし気持ちが強く入った部分があった」

最終18番では、この日3つ目のバーディーで締め、歓声が沸き起こりました。2019年の大会で2位タイとなり、12回目の出場となった新垣比菜は、初日の4番でイーグルを決め、3年ぶりの予選通過へ光が見えてきます。しかし、スコアを4つ落とし、55位タイと惜しくも予選通過ラインの50位に届かず、3年ぶりの予選突破とはなりませんでした。

新垣比菜選手(2日目)「親戚や地元の人もたくさん応援に来てくれたのでもっと良い結果を出したかったけど、こんな結果になってしまって悔しい」

参加選手の108人のうち、半分54人が進んだ決勝ラウンド。2オーバー・41位タイとぎりぎりで予選を通過したのは、2019年に優勝をした比嘉真美子。最終日、16番と17番でバーディーを奪うと、最終18番、意地の3連続バーディーでスコアを1つ伸ばし、40位に入りました。

ダイキンオーキッド2024 吉﨑マーナプロへ弾み 荒川怜郁が県勢トップ9位

比嘉真美子選手(4日目)「もっともっと強い自信を持った姿でプレーできるように頑張って、また沖縄の皆さんにプレーを見ていただけたらと思う」

プロになってから2度目の挑戦。7位タイで予選を通過した荒川怜郁。3日目でスコアを2つ落とし、2アンダー20位タイで迎えた最終日の5番では、グリーンの奥からのアプローチを沈め、パーセーブ。地元の応援に応えます。

ここから勢いに乗った荒川は、6番でもバーディーを奪うと、17番では4つ目のバーディー。課題だった最終日で3つスコアを伸ばし、トータル5アンダー9位タイ。おととしベストアマチュアに輝いた時の10位から自己最高順位を一つ上げ、県勢トップの成績でした。

荒川怜郁選手(4日目)「(来年は)もっと上位で最終日で戦えるようにしたい」

そして、おととしの荒川以来、ベストアマチュアに輝いたのが沖縄カトリック高校1年の吉﨑マーナ。3回目の挑戦にして初めて決勝ラウンドに進んだ吉﨑は最終日の13番。チップインバーディー。この後ボギーが続きますが、最終18番。パー5の第3打。アプローチでピンそばにつけます。

ダイキンオーキッド2024 吉﨑マーナプロへ弾み 荒川怜郁が県勢トップ9位

きのうは6133人のギャラリーが集まり、多くの人が見守る中、吉﨑マーナ選手(4日目)「入った時の歓声がイメージできたので力になりました。」このバーディーで大きな歓声を浴びた吉﨑。スコアをイーブンに戻し、トータルイーブンの34位タイで初めての決勝ラウンドを終えました。

今大会優勝したのは、岩井千怜(いわい・ちさと)。トーナメントレコードの18アンダーで、ツアー通算5勝目を挙げました。

表彰式で、岩井と一緒に並んだ吉﨑。「プロとの差」を実感し、さらなる高みを目指します。

吉﨑マーナ選手(4日目)「天候が悪い中でもスコアを伸ばしているプロの方がたくさんいたし、そういう部分ではまだまだ足りないところがあるので、プロテストに向けてそういう部分をしっかり伸ばしていきたい」