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離島での作戦を想定した陸上自衛隊とアメリカ海兵隊の共同訓練が2024年2月27日、長崎県で始まりました。2024年3月17日までの日程で、県内では、キャンプ・ハンセンのほか、北部訓練場でも訓練が行われます。

上陸作戦などを想定した自衛隊とアメリカ軍の共同訓練「アイアン・フィスト」は、これまで、アメリカ本土で行われていましたが、2023年から南西諸島を含む九州・沖縄地域で行われています。

自衛隊側からは、いわゆる「日本版海兵隊」の水陸機動団のほか、ヘリコプター部隊、海上自衛隊の輸送艦などが、アメリカ軍側は、沖縄に駐留する海兵隊や海軍の強襲揚陸艦などが参加します。

2024年2月25日、長崎県佐世保市の相浦駐屯地で開始式があり、水陸機動団と海兵隊員が参加して行われました。

第2水陸機動連隊長・辻一1等陸佐は、「南西地域における島しょ防衛のための日米共同の水陸両用作戦遂行能力等を向上させるとともに、日米同盟の結束の強さを示すことができる」と述べました。

今回の訓練で、県内ではアメリカ軍の北部訓練場のほか、キャンプ・ハンセンやキャンプ・シュワブ、出砂島射爆撃場などが使用される見込みです。