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視覚に障がいがある生徒たちに琉球古典音楽に親しんでもらおうと県立沖縄盲学校でワークショップが開かれ、生徒たちが第一線で活躍する演奏家とともに生演奏を披露しました。

このワークショップは生徒たちに琉球古典音楽の魅力を伝えるとともに舞台で表現する楽しさを体感してもらおうと那覇文化芸術劇場なはーとなどが企画したものです。

県立沖縄盲学校の三線クラブに所属する生徒4人は、2022年度から講師の指導を受けながら、音楽を通じて感性を磨いています。

2024年1月24日は、これまで練習を積み重ねてきた安波節など6曲を披露し、鑑賞した生徒や関係者は、演奏に合わせて手拍子をしたり体を動かしたりして音楽を楽しみました。

安里屋ユンタを演奏し「サアユイユイ・・・二人が気がねも水いらず」

沖縄盲学校高等部普通科3年・宮城翔さんは「三線と箏の息ぴったりの演奏に僕自身も癒された素敵な時間でした」と話しました。沖縄盲学校高等部普通科1年・屋宜水李さんは「響きの違う音が組み合わさっていたので、とてもいい音になったと思います。沖縄ではメジャーなのが、青年会の地謡だと思うんですけれど、人前に立ってを三線弾いて、みんなを笑顔にできるような職業に就きたいと思っています」と答えました。

生徒たちは、2024年8月に那覇文化芸術劇場なはーとで公演する予定です。