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県は、基地負担軽減に逆行しているとして配備反対の姿勢を示しています。

防衛省は2023年11月7日、アメリカ軍の無人偵察機MQ9について嘉手納基地への配備が完了し、運用が始まったと地元自治体や県に通知しました。アメリカ空軍は、東シナ海や太平洋での中国軍の活動監視などを念頭に、嘉手納基地に無人偵察機「MQ9」を無期限で配備することを決めています。

嘉手納基地では、2022年11月から8機の「MQ9」が一時的に配備されていた海上自衛隊・鹿屋基地から複数回、飛来する様子が確認されていました。

そして、防衛省は2023年11月7日、MQ9の嘉手納基地への配備が完了し、運用が始まったと地元自治体や県に通知しました。沖縄防衛局はQABの取材にMQ9の嘉手納基地での運用開始について、「11月7日、日米間で確認した」と明らかにしました。

また、九州防衛局は、鹿児島県の鹿屋市に対して、鹿屋基地での無人偵察機に関連する機材や人員などの撤収時期を2023年11月14日と通知しました。

MQ9の配備をめぐり県は、基地負担軽減に逆行するとして、沖縄防衛局に対して配備の見直しを求め、嘉手納町議会も配備に抗議する意見書を可決しています。しかし、防衛局は、「沖縄を含む地域の防衛に重要な役割を果たす」などと理由をあげ配備への理解を求めました。