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沖縄戦から終戦の、2年間にわたって日本兵が潜んだことで知られる伊江島にあるガジュマルが台風の影響で倒れました。地元などからは復活を望む声が上がっています。

今回の台風で倒れたのは伊江島にある「ニーバンガズィマール」と呼ばれる、樹齢100年以上とみられるガジュマルの木です。ガジュマルは、沖縄戦当時から1947年3月までの2年間、敗戦を知らずに2人の日本兵がアメリカ軍の目を逃れて潜んでいたことで知られ、この実話に基づいて劇作家・井上ひさしさんが原案を書いた舞台「木の上の軍隊」は県内外で上演されています。

戦後も伊江島の人々の生活を見守ってきたガジュマル、管理している宮城孝雄さんは、ショックを隠せない様子でした。宮城孝雄さんは「もう、もちろんもうショックですよ、本当に、(復旧に向けて)対応をどうしようか今業者と役場職員と三者でずっと現場回って、進めてます」と述べました。

劇中「きます・・・みな、死んでいきます」「見たくないなら目を閉じていろ」

原案の井上ひさしさんの娘で、劇を上演してきたこまつ座の井上麻矢社長もガジュマルの倒木を惜しみました。

井上麻矢さんは「フクギと一緒に絡まって、この子はいろんなものがからまっているから、そう簡単には倒れないだろうと、伊江島の人はみんなニーバンガズィマールのことは分かっているので、何とかみんなの力で復活させてほしいなと。何らかの形で命の木が残るようにしていただければ」と述べました。