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県内各地で大きな被害を出し通過した台風6号。こちらでは久しぶりに威勢のいい掛け声や黒板を叩く音が戻ってきました。止まっていた泊魚市場のセリが8月8日から本格的に再開しました。

濱元晋一郎記者は「高らかに鐘が鳴り響き、セリが開始されました」と伝えました。

那覇市の泊魚市場では、1週間ぶりに本格的なセリが再開し、メバチやキハダなどのマグロ類のほか、アカジンやイラブチャーなど28トンの魚が並びました。台風6号の影響で船が漁に出られなかったり、戻ってこられなくなったりしていたため市場では水揚げがほとんどなく、8月6日までセリが開けませんでした。

久しぶりのセリに仲買人の視線にも熱がこもります。1匹でも熱いやり取りが繰り広げられ時にはじゃんけんで決着をつける場面もみられました。

那覇地区漁業協同組合・山内得信組合長は「(台風が去って)1週間ぶりにセリを再開して、やっと通常のセリ業務ができるようになったことに喜びを感じています」と話しました。

仲買人は「いま観光客が来ていて稼ぎ時だったので痛いんですけど、めげずに頑張りたいと思います」と話しました。

那覇地区漁業協同組合によりますと、8月7日の週いっぱい、水揚げの少ない日が続くということです。