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楽園の海案内は水中ビデオカメラマンの長田勇さんです。本日のテーマは「〜読谷さんご畑~植え付けサンゴが産卵」です。

映画「てぃだかんかん」のモデルにもなった金城浩二さんと一緒に潜って来ました!読谷村にある陸上のさんご礁『さんご畑』。その施設の沖合には、数え切れないほどの養殖されたサンゴが植え付けられています。海の美しさを陸上から感じることができるステキな場所ですよね。

水深2mの海に植え付けられたウスエダミドリイシという種類のサンゴ。茶色のサンゴが多いため、ちょっと地味に感じるかもしれませんが、茶色以外にも、紫、緑といった色を持つサンゴなんです。

このウスエダミドリイシは、自然の海ではポツリポツリと、点在して生息しているサンゴです。ですから、これだけ多くの群体が1箇所に密集して生息している場所は、自然界では無いんです。金城さんが植え付けしたサンゴならではの光景なんですね、こちらは薄紫色のウスエダミドリイシ。アップで見てみると、先端が濃い紫色。さらにアップ。まるで小さな花の様にも見えます。

楽園の海 〜読谷さんご畑~植え付けサンゴが産卵

こちらは3色並んだウスエダミドリイシ。色が違うだけで、全部同じ種類です。こんなにカラフルで色々なサンゴのポリプは初めてですこのサンゴは、夏の高水温30°C以上を48日間も耐え抜いて生き延びたため、『奇跡のサンゴ』と命名された、強いサンゴなんです。

奇跡なんですね、触手も元気いっぱいです。

この紫色のサンゴは通称『ガッキーサンゴ』なぜ、この名前がついたか?!はご想像にお任せします。植え付けた際の大きさは5cm。今では50cm。大きくなりました。今回は、このサンゴたちの産卵を狙います。日没の時間に素潜りでサンゴの状態を確認した金城さん。この日産卵することを確認出来て、テンション上がってます。5月26日19時30分。茶色のウスエダミドリイシが産卵開始しました。

右側にあるサンゴからバンドルが出てます。他のサンゴと比べて、ピンクの色合も濃く、サイズも大きめなんです。この日は、茶色のウスエダミドリイシが少しだけ産卵しました。それでもバンドルの数は多く感じますよねそして翌日の27日。この日は台風2号の影響でウネリが入り込んできていたんですが、数多くのサンゴが産卵してくれました。

楽園の海 〜読谷さんご畑~植え付けサンゴが産卵

サンゴの植え付け活動を長年続けてきた金城浩二さん。沖縄の海にこれだけ沢山のサンゴの赤ちゃんを放出できたわけですから、この活動が無駄ではなかった事を、しっかりと証明してくれました!一生懸命育てて植え付けた子が産卵してくれたわけですから、金城さんにとっては孫が誕生したようなもんですよね。

長田さんもずっと見続けてきたから親戚みたいな感じでしょうか。ちょっと恐れ多いので、「近所に住む仲良しのおじさん」って感じですかね。

この日金城さんの息子さん、寿気也くんも水面からシュノーケリングで産卵を確認。金城さんも親子で産卵に立ち会えて、本当に最高の日となったようです。さらに遅い時間に産卵する、枝状のミドリイシも産卵。午後10時30分です。これも全て植え付けしたサンゴ。バンドルの量も多く、幻想的かつ迫力もあります。金城さん曰く「人々が努力を重ねて頑張れば、沖縄の海で暮らすサンゴの幼生の供給源は、自分たちの手でも作ることが出来るかもしれない」と。

万が一、地球温暖化の影響で浅瀬のサンゴが壊滅してしまった場合でも、このようなサンゴ養殖のノウハウを持っている事は、とても心強いですよね。水面は、まるで天の川のような光景が広がっています。

楽園の海 〜読谷さんご畑~植え付けサンゴが産卵

小さな宝石みたいです。

金城さんの目標は「サンゴの研究をやめないこと」だそうです。私の目標は、これからもずっと金城さんや植え付けたサンゴたちを撮り続けていくことです。ありがとうございました、以上楽園の海でした。