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78年前の沖縄戦で旧海軍が陣を構えた豊見城市にある「旧海軍司令部壕」で6月13日に慰霊祭が行われました。

旧海軍司令部壕の慰霊祭は例年、司令官の大田實中将が自決したとされる”6月13日”に行われていて2023年は新型コロナが落ち着きを見せたことから遺族や関係者なども参列するなど約120人が集まり、厳かな雰囲気のなか、式が進められました。

豊見城市にある「旧海軍司令部壕」は78年前の沖縄戦で追い詰められた当時の司令官・大田實中将が「沖縄県民斯ク戦ヘリ」という県民も闘ったことを称える電文を残して自決した場所です。

壕を管理するコンベンションビューローの下地芳郎会長は「終戦から78年が経過しても遺骨が見つかっている。戦後が終わっていないことを再認識した」と追悼の言葉を述べました。

大田司令官の孫・大田聡さん「経済、政治、文化、伝統、あらゆるものを使って、とにかく沖縄が戦地にならないようにしていただきたいと改めて思いました」

宇栄原小学校の6年生らが沖縄戦の悲惨さを伝えるとともに平和への願いが込められた「月桃」を唄うなか、参列者は献花と焼香をして戦没者を追悼していました。