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県は12日、軽石問題対策会議を開き、これまでの取り組みを総括しました。軽石の回収処分完了に伴い会議は一旦閉じるとしましたが、新たな漂着があれば対応にあたるということです。

2021年に海底火山で起きた大規模な噴火により大量の軽石が噴出し県内の海岸や港などに漂着して、県民生活へ大きな影響を及ぼしました。

県は12日、9回目となる対策会議を開催しこれまでの総括としておよそ11万立法メートルの軽石を回収したことや、利活用の取り組みとして赤土流出防止対策や塩分除去を前提とした農業土木的資材などへの活用を報告しました。

玉城知事は「国や市町村などと連携して、軽石の回収処分に取り組んだことで軽石による支障は解消された。再び軽石の大量漂着の問題が生じた際には引き続き対応をお願いしたい」と話しました。

県は、今後の対応について漂着した軽石の回収作業が完了していることなどから会議を一旦閉じることとしました。ただ、気象庁によれば今後も海底噴火の可能性があるとして会議自体は廃止とせず、新たな軽石の漂着などが確認された場合には引き続き対応にあたるとしています。