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沖縄県宮古島周辺で消息を絶った陸上自衛隊のヘリコプターに宮古島駐屯地を束ねる司令官が搭乗していたことについて地元の自衛隊関係者からはショックの声をもらしていました。

4月6日に消息を絶った10人を乗せた陸自のヘリには宮古警備隊の隊長だった伊與田雅一前司令が搭乗していました。

宮古地区自衛隊家族会の池村英三会長は「ショックで言葉も出ない」としたうえで「制服では凛々しいが、私服になるとざっくばらんに話をする人だった」と親交があった伊與田前司令の人柄を語りました。

また、宮古島市の座喜味市長も「搭乗員が一日も早くご家族のもとへ戻ることができるよう願う」とコメントを出しました。

自衛隊はこれまでに10人のうち5人を海底から引き上げ死亡を確認しています。ただ、これまでに「伊與田前司令が搭乗していた」以外に安否に関する情報は明らかにされていません。

自衛隊は陸上部隊430人のほか航空機3機、艦艇1隻を出して残る4人の手がかりを探すとともにまだ海中に残された1人の引き上げ作業を進めています。