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伊是名島の製糖工場から糖蜜が海に流出した問題で、県の職員が島に入り現状などを確認しました。

濱元晋一郎記者は「流出発覚から3日たっても海の水は黒く濁っています。辺りは潮の香りと甘い香りの入り混じった独特な臭いが立ち込めています」と伝えました。

伊是名島の製糖工場が敷地内に廃棄したおよそ300トンの糖蜜の一部が海に流出した問題で、県は2月6日、職員を派遣し、被害状況や流出の経緯などの調査を行いました。

JAおきなわなどによると、廃棄した土地の地下には用水路とつながっていてパイプがあり、許容量を超えた水量になると排水する仕組みになっていることが今回の流出原因とみられています。しかし、処理を担当した工場長らは、土地の仕組みについて知らなかったということです。

流出現場の近くにはアーサの養殖場があり今回、5トン近く収穫の見込みがありましたが、廃棄せざるを得なくなりました。県は今後、調査結果を踏まえて、廃棄物処理法違反などに当たらないかを精査するとしています。