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泥を塗りつけ厄払いをする宮古島の奇祭・パーントゥ。新型コロナの影響で姿を見せていなかったパーントゥがおととい3年ぶりに現れました。

2022年10月5日の夕方5時すぎ、宮古島市島尻地区に来訪した3体のパーントゥ。パーントゥは宮古島の言葉で、本来、お化けや鬼神という意味があり、神の化身が、人々に泥を塗り災いを払う伝統行事で、ユネスコの世界無形文化遺産にも登録されています。

新型コロナの影響によって自主的に姿を見せていませんでしたが3年ぶりにパーントゥがお目見えするとあって、集落には地元の人や観光客など大勢の見物客が訪れ、泥を塗られた人々の悲鳴や歓声が響きました。

男の子は「こわい、こわい」叫び、「Qこわかった?」と記者の質問に「うん」と答えました。子どもを抱っこしている母親は「無病息災、健康で1年間育ってほしいなと思います。これからもずっと、この子たちが大きくなるまでも(行事が)続いてほしい」と答えました。

泥を塗られた人は厄が払われ、1年間の無病息災が約束されるということです。