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首里城の地下にある旧日本軍の司令部壕の保存・公開について検討する委員会は、まだ特定されていない第1坑口の調査を今年度中、優先的に行う方針を確認しました。

首里城の地下には旧日本軍第32軍司令部壕があり、内部は第1坑道から第5坑道に区分されていることが分かっています。非公開で行われた保存・公開検討委員会の技術検討グループの会合で、2022年度は、まだ特定されていない第1坑道の坑口の特定を優先的に行う方針を確認しました。

2022年度は、未発掘の区間や坑道内の地質観察、地下水の調査を実施しますが、委員会は、全容を把握するまでに時間がかかると見ていて早期に第一坑道の坑口を特定したい狙いがあります。

委員会では今後、「平和発信・継承」と「技術検討」のグループで出された意見をまとめ、2023年3月に知事へ提言をする予定です。