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別の産地のものを地元で生産した商品と表示して販売する問題で恩納村でシイタケを栽培する企業が沖縄県産品であることを前提とした補助金を受けていたことがわかりました。支援していた沖縄県は「全額返還を求める可能性もある」としています。

県によりますと恩納村産と表示されたパッケージに宮崎県産のシイタケを加えて販売するという問題を起こした「沖縄しいたけ田中」は2021年度に地域産業の後押しなど進める県の「産業振興基金補助金」180万円を受給していました。

補助金は「県産品であること」が前提条件で恩納村の企業はシイタケ販売のPR活動に活用するため申請していました。

県は今回の問題が補助金支給の関連法令に違反すると認められれば「全額返還を求める可能性もある」としています。

「沖縄しいたけ田中」は新商品の開発などに取り組む中小企業を支援する「経営革新企画」制度で県から承認を受けていて県は「場合によっては承認を取り消す可能性もある」としています。