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きょう一日、深い祈りに包まれました。63年前のうるま市の宮森小学校にアメリカ軍の戦闘機が墜落する事故が発生しました。小学校では追悼集会や慰霊祭が行われました。

児童が読み上げた「平和の誓い」「平和の誓い。人間は偉くなんかない。だから、意味のない戦いをしてしまう。みんなの笑顔をずっと見ていたいから、だから守っていこうこの世界を」

1959年6月30日、うるま市の宮森小学校に嘉手納基地を飛び立ったアメリカ軍の戦闘機が墜落、児童11人を含む18人が犠牲になりました。

6月30日行われた追悼集会には宮森小の児童と遺族が出席し、二度と悲しい事故が起きないようにと祈りを捧げ、悲惨な歴史の継承を誓いました。

宮森小の児童は「いろんな子が亡くなっているので次からこのような事故が起こらないようになってほしい。いろんな人に伝えていったり、後輩とか家族に伝えていきたい」と話しました。

6月30日午前10時からは遺族会と宮森630会による慰霊祭が行われました。

石川・宮森630会の久高政治会長は「私はちょうど(事故当時)5年生でしたのでね、ただ事故現場から遠く離れた教室で、しかも私はそのとき運動場で遊んでいました。ものすごい爆音に驚いて、その場からお家に逃げ帰った記憶です。先ほども、ジェット機がどんどん飛んでいましたけど、私の印象としては63年前と今と、どうかというと、むしろひどくなっているという感じさえします。二度と同じような事故が起こらないように警鐘をならす意味でも、私たちの活動は意義があるというふうに思っています」と述べました。

石川・宮森630会では事故から65年をむかえる2年後までに語りついでいく写真集やマンガを完成させる予定です。