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5月29日にアメリカ軍が投棄した戦闘機の燃料タンクが東村の海岸に打ち上げられたことについて、県は6月3日、国に抗議しました。

アメリカ海軍によりますと5月29日、空母ロナルド・レーガンの艦載機であるFA18が嘉手納基地に安全な着陸を確保するために沖縄本島沖およそ28キロの海域でおよそ5メートルの燃料タンクを投棄しました。燃料タンクはその後、東村の海岸に打ち上げられました。

県は6月3日、外務省の橋本尚文沖縄全権大使と沖縄防衛局の小野功雄局長を県庁に呼び出し抗議しました。これに対して橋本沖縄全権大使はアメリカ側に「漁船などへ配慮を払うことと、速やかに情報共有するよう申し入れた」と述べ、引き続き、安全面で最大限の配慮をするよう求めると応えました。

また県は、2022年6月に入って嘉手納基地に外来機が多数、飛来していることについて「極めて異常」だと抗議し、小野防衛局長は「外来機の滞在期間を短くするなど、地域への影響が最小限となるように申し入れを行った」と述べました。