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球児たちが躍動する春のセンバツが始まっていますが、今日は県内の女子野球部員の活躍をお伝えします。こちらは去年4月に発足した南部商業高校の女子野球部。そして県高校野球では男子部員に混じって野球に打ち込む女子部員の姿がありました。

20日まで2日間に渡って行われた女子硬式野球沖縄大会。この大会に県内の高校で唯一の女子硬式野球部として出場したのは、南部商業の選手たち。目指すは公式戦初勝利。県内外の強豪に挑みます。

去年春に誕生した南部商業高校女子硬式野球部。高校に進学しても女子選手に野球を続けてもらおうと南部商業高校が創部を準備し、1年生11人、2年生2人のあわせて13人が入部しました。

地元の高校でプレーできる喜びを感じながらの船出でしたが、その2カ月後の去年6月には新型コロナの影響で一斉休校となり、夏の全国高校女子硬式選手権を辞退。これまでに2度の公式戦を経験しましたが、いまだ勝利はありません。

南部商業女子硬式野球部 公式戦初勝利を目指して

創部からまもなく1年。以前に比べて頼もしくなった選手たち。相手は11年前に発足した県内初の女子硬式チーム、沖縄ティーダバルです。

序盤に流れを引き寄せたい南部商業は1回、満塁のチャンスを迎えると5番・金城結愛(きんじょう・ゆあ)2点タイムリーで幸先よく先制します!

そのウラ、先発した富永萌乃(とみなが・めい)も味方の好守備もあり三者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せます。しかし、5回。タイムリー2ベースを浴び1点を失うとなおも2・3塁のピンチ。ここはセンターフライで切り抜けます。

すると南部商業は最終7回表に貴重な追加点をあげ、2点リードでウラの守備へ。押さえれば初勝利も、2アウト満塁のピンチ。あとアウト1つがとれず同点に追いつかれます。

さらに延長8回タイブレークでは、経験値で勝る先輩チームにサヨナラ負け。あと一歩のところで公式戦初勝利はなりませんでした。

南部商業2年仲宗根莉麻選手「(今回は)負けは負けだけどどんどん成長して失点とかも少なくなっている負けなのでもっと突き詰めて次は勝ちます」

チームは26日に埼玉県で開幕する女子選抜大会に参加。開幕試合で同じく初出場の日本ウェルネス(東京)と対戦します。

南部商業2年大城早良選手「きょうの悔しさを忘れないで絶対に1勝して帰ってきたいです」