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山城アナウンサー「楽園の海 案内は水中カメラマンの長田勇さんです今回のテーマは「冬の沖永良部島!」です」

長田さん「今回は、久しぶりに沖永良部島の海で潜ってきました」

山城アナウンサー「はい!では早速見ていきましょう!」

長田さん「今回、シードリームの東さんに、案内をお願いしました。2003年のショップオープン当初からのお付き合いです」

山城アナウンサー「東さん宜しくお願いします!」

長田さん「やはりこの時期は、ドライスーツを着用。沖縄と比べて、水温が1℃?、2℃ほど冷たいんです。冬は北風が吹く日が多いので、島の南側のポイントで潜ります。水深10mの浅瀬から、沖へ移動します。20mの根に到達すると、見えてきた生き物は・・」

楽園の海 冬の沖永良部島

山城アナウンサー「シルバーの魚が、うごめいてますよ」

長田さん「体長35cmのギンガメアジです。結構いますねー!その数10000匹以上!毎年冬の時期に大群が現れていたポイントなんですが5年ほど前からパタっと見られなくなってしまったんです。それが昨年夏に、突然現れたそう。それ以降、数は少なかったもののずーっと安定して見られているようです。日に日に数も増え、3つほどあった小さなグループが1つにまとまりました。今は、水深30m?25m辺りで群れてますが浅瀬にやってくるのも時間の問題かもしれませんね」

山城アナウンサー「そのまま、この場所に住み着いてくれるとイイですね」

長田さん「そうですね!地形の面白そうなポイントへも行ってみました。大きな岩の間を泳ぎつつ沖へ向かいます。90度の壁を水深35mまで降りていきます。ポッカリと空いた横穴から中へ入ってみると・・咲貴さん、前回放送の【楽園の海】でも紹介しましたがこのような所を住処にしている生き物と言えば・・」

山城アナウンサー「え!何でしたっけ?」

楽園の海 冬の沖永良部島

長田さん「そう。ネムリブカ!悠々と泳いでいました。豪快なポイントばかりではありません。水深15mの海底に広がる砂地。波打ったような模様の砂紋。真っ白できめ細かな砂でした」

山城アナウンサー「見事な芸術作品ですねー」

長田さん「そうですよね!台風などの大きなウネリが押し寄せるたびにこの模様も変化していきます。咲貴さん、この中に、生き物が隠れてます。どこに何がいるか、分かりますか?」

山城アナウンサー「あ!真ん中にカメがいますね!」

長田さん「はいアオウミガメが休憩してます。ちょっと警戒しているようだったので上からそーっと近づきましたが・・呼吸する音ですぐにバレてしまいました」

長田さん「これは、別のアオウミガメ。お散歩中ですかね。この日は遠くから眺めるだけで終わりました」

山城アナウンサー「気持ちよさそうに泳いでますね!」

楽園の海 冬の沖永良部島

長田さん「そうですね!最後は可愛らしい小さな生き物を紹介します。モンツキカエルウオです。普段は、このような穴の中で生活します。ちょっと警戒心の強い魚なのでこのように、「家政婦は見た!」状態を、よく見かけます」

山城アナウンサー「面白いですね!」

長田さん「こちらのモンツキカエルウオは縦長の穴を住処にしているんですが、まさかの同居人が」

山城アナウンサー「なんですか?」

長田さん「カニです。迷惑そうな顔してますねー。しかも、目の前で食事が始まりました。カニが動くたびに、ビクビクしちゃってます」

山城アナウンサー「ホント迷惑そうにしていますね!」

長田さん「せっかく広い家を見つけたのに、居心地悪そうです。ひょっとしたら、住処ではなく、たまたま入った穴かもしれませんね。どちらにしても、ここから引っ越しするのは時間の問題だと思います」

長田さん「今回は、島の南側しか潜ってませんがとても魅力のある海!というのが、充分わかりました!!」

山城アナウンサー「はい!今回もありがとうございました。以上、楽園の海でした!」