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血液検査による簡単で精度の高い乳がんの検診方法の開発を目指し、大規模な臨床試験が11月から沖縄を含む全国5つの地域で行われます。

この臨床試験は、1月から国立がん研究センターと日本対がん協会が共同で進めているもので、沖縄や北海道など全国5つの地域の医療機関などの協力を得て実施されます。

臨床試験では、採血で血液中にあるマイクロRNAと呼ばれるがんなどの疾患で種類や量が変動する物質を測定し、乳がんのエコー検査の結果と比較分析して、がんが発見できるか検証します。

県内での臨床試験は11月から3月末まで那覇西クリニックで実施され、乳がんの精密検査を受ける40歳から69歳までの女性が対象です。

那覇西クリニックの玉城研太郎診療部長は「精度のいい検診システムは患者の心や体の負担軽減につながる」と話し、臨床試験への協力を呼びかけました。

血液検査で乳がんを早期発見へ 臨床試験が県内で開始