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宮古島に古くから伝わる祭り「ウヤガン」を記録した写真展が、那覇市で開催されています。

白装束を身にまとった女性たちが、植物のツルを巻いて作った大きな冠をかぶって祈りを捧げながら集落をまわっています。

那覇市民ギャラリーでは宮古島に古くから伝わる祭祀「ウヤガン」を紹介する写真展が開催されていて、写真家の大城弘明さんが1972年に特別公開された時の貴重な様子を収めたおよそ34点の作品を見ることができます。

「ウヤガン」は男性や部外者は見ることも許されず村の女性のみで行われた祭りで「スサ」と呼ばれる歌を歌いながら集落を回ってお祓いをしたりして地域の繁栄や豊作を祈願します。

宮古島の狩俣や島尻のほか、大神島で行われてきましたが後継者不足などもあり祭りは中断されています。

写真家・大城弘明さん「今はやっていない祭祀なので、こういうすごい祭りがあったっていうのを分かってほしいと思ってます」

写真展は9月26日までです。

半世紀前の様子を記録 写真展「宮古島島尻のウヤガン」