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7市町村45万人の取水源となる川や地下水が有機フッ素化合物PFOS、PFOAで汚染されていることを受け、QABでは外務省に対し日米間の協議内容の開示を求めていました。しかし結果は不開示、理由は「国の安全を害するおそれがある」というものでした。

県企業局は嘉手納基地内を流れる大工廻川やその近くにある井戸で汚染が顕著になっていることなどから、汚染源が嘉手納基地内にあるとみて、アメリカ軍に2度、立ち入り調査を求めましたが認められていません。

QABでは県が求める立ち入り調査について、日米間でどのような協議が行われているのか確認するため、外務省に対し日米合同委員会・環境分科委員会の議事録開示を求めていましたが、このほど不開示の決定が出されました。

理由としては、非公表を前提として行われたやり取りに関する情報であり、公にすることにより国の安全が害されるおそれ、アメリカとの信頼関係が損なわれるおそれがあるなどとなっています。

また、今回の不開示決定文書から議事録はたった3つだけだったこともわかり、県からの立ち入り要請に対する話し合いはほとんど行われていなかった実態も見えてきました。

嘉手納基地周辺のPFAS汚染 日米の協議内容は不開示