山城キャスター「沖縄の伝統芸能の魅力をしってもらおうと考え出された、こちらの箱。本来はフタがついているんですが、沼尻さん、なにをイメージしているかわかりますか?」

沼尻キャスター「う~ん、さっぱりわかりません」

山城キャスター「ひと手間加えると県民に馴染み深い“あれ”として使えるそうなんです。目標の実現にむけて奮闘する人たちに迫りました」

一見、よくある贈り物用パッケージ。しかし、お菓子を食べ終えるとこの箱が、“あるもの”に変身するんです。いったい何だと思いますか?町の人に考えてもらいました!

ご夫婦「なんだろうね」「水が漏れないようになっているとか」移住者「何だろうね、想像つかないね」

みなさん、悩んでいる様子。県民なら絶対見たことがある、あの楽器なんですが。

女性2人「パーランクーしか思いつかない」ぴんぽんぴんぽーん!「まじ!?」実はこちら、パーランクーに変身する箱だったんです。「これでもらうんだ、かわいい」「すごい普通に感動しちゃった」

このパッケージを生み出したのは、沖縄の民芸などに関連する土産物を扱う「島ま~る」。おととし3月、友人3人で立ち上げた会社ですが、本格的に動き出そうとした矢先、コロナに見舞われました。

島ま~る 島袋 昌明 代表「コロナ禍の問題もあるし、もうどの業界も、お土産も元気がなくてですね。何かでひと花咲かせて、沖縄や街中を元気にしようかなと思って。」

お土産箱がパーランクーに変身!文化伝える

そこで目を付けたのが、島袋さん自身が長年携わってきた伝統芸能でした。

島ま~る 島袋 昌明 代表「沖縄人に生まれて、小さい頃から子ども会、青年会とかずっとやっててその中で、エイサーを通じてずっと太鼓というのは伝統芸能というのは、小さい頃からずっとやってました」

物心ついたときから見て、聞いて、踊ってきたエイサー。大人になってからもその経験や、三線の音色などが人との縁をつなげてくれたことで、たくさんの人を笑顔にする沖縄の伝統芸能の魅力に改めて気づかされたといいます。

島ま~る 島袋 昌明 代表「沖縄ではもっと広げてあげたい、見せてあげたい芸能がたくさんあるなと思ったんですけど、やっぱりコロナ禍で人が来ない」

沖縄の心が詰まった伝統芸能の良さを知ってもらえる商品が作れないか?3人は頭を悩ませていました。

島ま~る 島袋 昌明 代表「何かいいアイデアないかな?」大城康幸さん「クバ笠は?」「こうやってお菓子入れちゃったり」比嘉弘幸さん「まがーすぎない?(大きすぎない?)」「大太鼓とか締め太鼓は?」島袋代表「この形をつくるのは難しいかも」大城康幸さん「じゃあ、パーランクーは?」島袋昌明さん「この形だったらいけるかも!」「いいね~」

お土産箱がパーランクーに変身!文化伝える

こうして誕生したのが、パーランクーをイメージしたパッケージ、その名も「パーランクーBOX」。しかも、ひと手間で実際に使えるようになるんです。用意するのはこちら。(ハサミ、コンパスカッター、カッター、赤テープ、透明テープ)どれも100円均一などで揃います。まずは!

島ま~る 島袋 昌明 代表「お菓子を食べたあとの箱をひっくり返します。」「中心点がございますのでそこに合わせてコンパスカッターで切れ目を入れます」「あとはカッターで」「底が切り取れたら、切り口に赤いテープを張って」「フタをそのまま外してもらって上に被せます。箱閉めるだけです」「あとは幅が広いテープできれいに」「フタが外れないように透明テープで固定すれば」「(叩く)これで完成でございます」

わずか5分ほどで完成!パーランクーを叩くバチは、おまけでつけることにしていて、社員3人とその家族総出で手作りしています。島袋さんは、この手作りする過程も子どもたちに楽しんでもらえるのではないかと考えています。

お土産箱がパーランクーに変身!文化伝える

島ま~る 島袋 昌明 代表「地元の幼稚園保育園小学校の年間の行事がありますよね。運動会とか学芸会そういったのに 自分たちでまた太鼓を作って終わった後には自宅で飾れるというのをちょっと作りたいなと思って」

お店によって箱に入れる品を変えたり、お祝いの引き出物として使ったり。アイディアは増え続けています。しかし、現段階では制作を県外に依頼しているためコストがかかりすぎることが課題です。

できるかぎり費用を抑えて多くの人が手に取ってくれるものにしたいと、島袋さんたちは先月から資金の支援を募るクラウドファンディングを始めました。

島ま~る 島袋 昌明 代表「少しでもこのパーランクーを通して、沖縄伝統芸能、また琉舞とか棒術とか獅子舞とか、いろんなものに広げて、いずれは沖縄の琉球芸能がすごいんだよというのをもっと見せたいなと」「お土産の箱としてもサプライズで、太鼓に変身してサプライズ」「世界中でこの音がいけばいいなと思っています」

観光客も、県民も笑顔にするパーランクーBOX。その音色が響き渡る日がもうすぐ、やってきます。

最近はエイサー行事の中止が続いていますから、こういたものがあると気分だけでも楽しくなれそうですね。観光客もそうですし、地元の子どもたちにも喜ばれそう。贈り物をもらったときも、もらった後も、楽しみが続きますね。実際本物のパーランクーを買おうとしたら3000円以上はかかる。(パーランクーBOXは1000円以下での制作を目指している)

クラウドファンディングは6月末までです。くわしくは「バーランクーBOX」で検索!