再び大きな波が押し寄せている新型コロナ。観光地・沖縄としても不安な日々が続きます。特にホテル業界は、厳しい経営を強いられていますがそんな暗い雰囲気をアートで吹き飛ばそうと取り組む恩納村のホテルを紹介します。

恩納村名嘉真にある「ザ・プールリゾート沖縄」中央に位置する大きなプールやプライベートコテージなどが人気のこのホテルにも容赦なくコロナ禍が襲い掛かっています

ザ・プールリゾート沖縄 統括支配人 金城淳さん「インバウンドのお客さんがぴたっと止まって無い状況ですね(国内客も)前年比でいうと20%あたりまで落ち込んでいる状況まできております」

例年であればこの時期には満室となっているGWの予約も今年はまだ空室が目立つ状況だといいます。この厳しいコロナ禍に何とか立ち向かう方法はないか。そこで目を付けたのが…この壁でした!

コテージの壁が、フィレンツェやニューヨークなどの地名がついた5つの壁画に変身!元気で明るいアートが誕生しました。さらに夜になればコロナ禍で疲れた心を癒すような優しい光にも包まれます。これらの制作を手掛けたのは!

OVER ALLs 取締役副社長・画家 山本 勇気 さん「みなさんこんにちは OVER ALLsの山本ですOVER ALLsはアートで日本を楽しくする会社です」

コロナの暗いムードを吹き飛ばす キャンバスは「コテージの壁」
コロナの暗いムードを吹き飛ばす キャンバスは「コテージの壁」

「OVER ALLs」某ドキュメンタリー番組をはじめ数多くのメディアにも取り上げられる今話題のアート集団。「アートで日本を楽しくする」をテーマにこれまで全国各地、のべ1000件以上、壁画を世に生み出してきました。

ザ・プールリゾート沖縄 統括支配人 金城淳さん「沖縄の観光に元気を取り戻したいということから今話題のアート集団「OVER ALLs」に依頼をかけてプロデュースしていただいた」

OVERALLs 代表取締役社長 赤澤 岳人 さん「何よりも今コロナでみんな大変な中でそんな時に一番ホテル事業は大変なところだと思うですよね。これはちょっと僕らにかけてもらっているんだというところも感じたので、そこはちょっと思いがかなりひとしおというか」

主に企画・プロデュースを担当する赤澤岳人(あかざわ・たかと)さんと実際に画を手掛ける画家の山本勇気さんの2人が中心となって活動をしているOVERALLs。去年11月、ザ・プールリゾート沖縄の壁画アートに着手しました。当初は2棟だけの予定だったそうですが…

OVER ALLs 取締役副社長・画家 山本 勇気 さん「外から見て5つきれいに見えるポジションがあるんですけどそこから見えるトレーラー全部アートのほうが良くない?と勝手に提案させてもらったらそれをいろいろ調整していただいて快諾していただいた」

壁画はきめ細やかな仕上がりからは想像できないほど大胆にスプレーで描かれていきました。制作は昼夜問わず行われ、およそ12日間に及びました。そこには2人のこだわりが詰まっています。

コロナの暗いムードを吹き飛ばす キャンバスは「コテージの壁」

OVERALLs 代表取締役社長 赤澤 岳人 さん「いくつもこだわりはあるんですけど「Wow!」というふうに思わせたいというところがあるので」

OVER ALLs 取締役副社長・画家 山本 勇気 さん「何から見せようかと、どーんときて「Wow!」から見せて歩いて行ったらストーリーがちょっとずつわかってくるみたいなそういった大きな流れを考えるのが壁画ならではじゃないですか」

見る人の心が躍るような「Wow」な場所に。2人は「旅」をキーワードに、壁画の中にストーリーを描いていきました。車で世界中を旅してきた旅好きの老夫婦。その旅先でステキなアートが描かれたトレーラーと出会う。それは現地の無名のアーティストたちが彩ったものだった。

老夫婦はアーティストと交渉し譲り受けたトレーラーハウスを、ミニクーパーで沖縄に運んできてゲストハウスにした。いつからかその場所を、アートストリートと呼ぶようになった。

コロナの暗いムードを吹き飛ばす キャンバスは「コテージの壁」

ちなみにこの車はストーリー案を聞いたホテル側が物語をより形にしようと購入したもの。車の中には、老夫婦が世界を旅するのに使った地図やカバンなどが積まれるなど細部までこだわりました。OVER ALLsとホテル側の共同作業で見る人に「Wow」を届ける、「ART STREET」が完成したのです。

OVERALLs 代表取締役社長 赤澤 岳人 さん「後このコロナ禍においてなかなか海外旅行がやりにくいところではあるんですけど、ザ・プールリゾート沖縄に来れば海外旅行とまではいかないけれども、いろいろな国の雰囲気が味わえてフォトシューティングだけでも楽しくやってもらえればという思いを込めてストーリーを制作しました」

OVER ALLs 取締役副社長・画家 山本 勇気 さん「僕がいつも一番大事にしているのは自分の中ではどの壁画も「応援歌」を描いているつもりなんですよ。あとみんな頑張れっていう画を一番描きたいなと思っているので元気が出るとかポジティブになれるとかわからんけど楽しくなるよねみたいなそういう力はあると思うんでシンプルなところはそう感じてほしいというのはありますね」

コロナの暗いムードを吹き飛ばす キャンバスは「コテージの壁」