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アメリカ軍嘉手納基地の周辺住民らが航空機の騒音被害を訴え、夜間と早朝の飛行差し止めなどを国に求めた裁判で、最高裁は23日、住民側の上告を退ける決定をしました。

第3次嘉手納爆音訴訟では、嘉手納基地の周辺住民およそ2万2000人が被害を訴え、夜間と早朝の航空機の飛行差し止めなどを求めていました。福岡高裁那覇支部は2019年、二審判決で国に対し、過去の被害分として総額およそ261億円の賠償を命じていましたが、原告側が求めていた飛行差し止めについては認めませんでした。

原告側は上告していましたが、最高裁は23日、これを退ける決定をし、過去の被害分のみを認めた国への賠償命令が確定しました。

嘉手納爆音訴訟最高裁判決