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気づけば今年も12月を残すのみとなっています。きょう最初にお伝えするのは、今やすっかり冬の風物詩となった「プロジェクションマッピング」の話題です。

クリスマスの日に初日を迎える「プロジェクションマッピング・沖縄交響曲」。QABの25周年を記念して行われます。世界のトップクリエイター4人が織り成す映像と音楽の世界はどうやって生み出されているのか、制作の舞台裏に潜入しました。

「プロジェクションマッピング・沖縄交響曲」の舞台裏

ダイナミックな光と音の世界が楽しめるプロジェクションマッピング。2012年、東京駅リニューアルを記念し行われたのをキッカケに、地域の新たな魅力作りとして日本各地で開催され、今や冬の風物詩に。

そんなプロジェクションマッピングが、今月、沖縄にもやってくる。プロジェクションマッピング・沖縄交響曲。その舞台裏にカメラが潜入しました。

石多さん「こちらの劇場の外壁を使ってプロジェクションマッピングを予定しています。100mないがかなり大きい。多分80m。」

「プロジェクションマッピング・沖縄交響曲」の舞台裏

イベントを手掛けるのは、今まで100以上のプロジェクションマッピングに携わってきたクリエーティブディレクターの石多未知行さん。「国立劇場おきなわ」を舞台に、大規模なプロジェクションマッピングを計画しています。

この日は映像を作るクリエーターが集まっての打ち合わせ。沖縄交響曲は第1楽章から4楽章までの4つのパートで成り立っていて、石多さんを筆頭に、4人のトップクリエイターが携わり1つの作品を作っていきます。

建物の凹凸を活かし映像演出を行うことで、実際に建物が浮かび上がって見え、躍動感を演出することができるプロジェクションマッピング。

「プロジェクションマッピング・沖縄交響曲」の舞台裏

その映像制作とは、いかなるものなのか。3楽章を担当する冨吉さんの事務所を訪れました。

富吉さん「4分の時間を作るのに1ヶ月はかかる。今は素材をたくさん作ってあとで音に合わせて並べていく。」

現在、壁に映し出すアニメーションの素材作りを行っているという冨吉さん。第3楽章のテーマは「戦争と喪失」です。

「プロジェクションマッピング・沖縄交響曲」の舞台裏

そして映像とともに重要になってくるのが「音楽」です。高橋英明さん。世界初のデジタルアートミュージアムとして話題となった「チームラボ」の音楽を手掛けた音楽家です。

様々な楽器の音を積み重ねていくことで、音に厚みが出てきました。今回、沖縄交響曲では最大25パートの音が折り重なりあい、壮大な音楽を奏でるということです。

プロジェクションマッピング・沖縄交響曲。本番は今月25日から3日間。世界トップクリエイターたちが織りなす映像と音楽のエンターテイメントショーに期待が高まります。

プロジェクションマッピング・沖縄交響曲は、12月25、26、27日の3日間、国立劇場おきなわで開催されます。チケットはネット販売になっています。詳しくはウェブサイトを御覧ください。