色鮮やかな「パパイヤイリチー」、実はこれ、直接スーパーに買いに行かず、「届けてもらった食材」で作ったものなんです。新型コロナの影響もあって、日々の買い物でさえ、マスクをつけていないと外出しづらいこのご時世。県内の企業がそれぞれの得意分野を生かし、旬の野菜を消費者の食卓に届けるサービスが注目されています。

一体、どんなサービスなんでしょうか?

JAおきなわと日本郵便沖縄支社、沖縄タイムスの3社は、旬の野菜を消費者の食卓へ直接届ける、野菜定期宅配サービス、「ベジテーブル」を発表しました。

野菜定期宅配サービス 「野菜」(Vegetable)+「食卓」(Table)=「Vege Table」

JAおきなわ 普天間 朝重 理事長「農協の強みとしては、農産物があるということですよね。もう一つは、ファーマーズという農産物直売所という拠点をもっていること」

「旬の野菜」を生産し、県内各地に直売所をもつJAおきなわ。

日本郵便沖縄支社 比嘉支社長「(日本郵便)の持っている会社の強みですね、物を運ぶことなんですね。150年の歴史」

「物を運び、客のもとへ届ける」ことに100年以上の歴史をもつ日本郵便。

沖縄タイムス 武富社長「新聞社の得意分野というのは、「つなぐ」という役割があるので、それを結びつけたのが今回の沖縄タイムスの役割」「これからは紙の新聞を届けるだけが新聞社の役割ではないと。人々の役に立つ、地域に貢献できるのであれば、いろいろな形があっていいのではないか、その形の一つの表れが今回のベジテーブル事業」

新聞社という枠を超えて、生産と流通のプロである2社をつなぎ、新たな地域貢献の形を生み出した沖縄タイムス。これら県内の企業3社が手を取り合って生まれたのが、野菜の定期宅配サービス「ベジテーブル」でした。

コロナと闘う 旬の野菜が食卓に届く! 県内3社による新サービス「ベジテーブル」

那覇中央郵便局から出発する車。午前10時、旬な野菜を集荷するため、大きなトラックが糸満市にあるファーマーズマーケット「うまんちゅ市場」へと向かいます。

比嘉支社長「今、リモートワークとかテレワークとかよく言われる時代になっていますが、モノは電波で運べない」

うまんちゅ市場へと到着すると、JAおきなわの担当者が厳選した野菜の入った箱がトラックに積まれていきます。

JAおきなわ 現場担当者「糸満さんのパパイヤ、シークワーサーなどをきょうはいれております」「糸満産のおいしいパパイヤなので、シリシリして頂いたり、シークワーサーであれば、泡盛などに入れていただくなど、パンフレットなどもありますので」

箱の中には、やんばる産のしめじや、糸満さんのパパイヤなどが。そして、野菜と一緒に生産者情報や調理方法の記載されたパンフレットも入っています。そして、再びトラックは、那覇中央郵便局へと戻ります。

JAおきなわ 普天間 理事長「宅配というのが中々出来なかった。今回、日本郵便沖縄支社と組むことによって物流が一つ出来上がった。これは我々の弱点でした」

弱点を補い合うように、それぞれの得意分野を生かして消費者のもとへと、野菜が届けられます。ここで、選手交代。大きなトラックから小さな配達車両へと野菜が渡ります。そして、いよいよ消費者のもとへと野菜が向かいます。

コロナと闘う 旬の野菜が食卓に届く! 県内3社による新サービス「ベジテーブル」

配達員「こんにちわ、郵便局です」金城さんへ野菜を渡す。そのまま、段ボールをあけて野菜を取り出す金城さん。

Qなぜサービスを利用しようと思ったんですか? 金城さん「やはり、いま、こうゆう時期ですので直接こちらに届けてくれるっていうのは魅力を感じましたね」「こうゆう十種類の野菜、自分では選べないんですねやっぱり新鮮でありますし、料理のバラエティーが増えた家族で楽しみが増えたというか何が届くんだろうなという気持ち本当に楽しみにしてました」

そして、車は次の配達先へと向かいます。車から降りて、エレベーターに乗り込む配達員。次は、個人のお宅ではなく。

栄さん「どんな野菜があるのか、自分が買わない野菜も入ってくるだろうということで、会社でとってみて、みんなでわけるんですよ、野菜を。じゃんけんで勝った人から好きな野菜を取っていくというふうに」

栄さん「新鮮な野菜が届くのか一番うれしい。レシピをみたりして、わからない野菜があったら調べて食べ方とか実験したり」Qパパイヤはどう調理しますか?「パパイヤシリシリと、わたしカレーにいれるのが好きなのであとは煮物にしたりという感じで」

後日、栄さんからは、素敵な料理の写真が届きました。

JAおきなわ 普天間理事長「(ベジテーブル)は、必ずしも高齢の方々だけではなくて中々買い物に行きにくい、きある意味、年齢を問わずに助けを求める、何とかしてほしいというのがあればこたえていきたい」

日本郵便沖縄支社 比嘉支社長「ニーズはけっこう出てくると思うんですよ、お客さんから。そうゆうニーズに対応して、次なにが出来る、仕組みも変えていく、バージョンアップさせる必要もあるだろうとおもいます」

沖縄タイムス社 武富社長「いろいろな要望を聞きながら、もっと中身の充実を含めて、皆さんが喜んでいただけるようなサービスにしていくように、ベジテーブルという事業自体がこれから成長していけるように、利用者の声をたくさん聞いて、たくさん反映させていきたいと考えています」

現在、那覇市と豊見城市限定でサービスを受けることが可能なベジテーブルですが、今後、サービエリアを拡大していく方針だということです。

新型コロナで買い物へいくことがおっくうになる今の時代。ベジテーブルは、新しい生活様式の中で、野菜と一緒に、「安心」を届け、消費者のニーズと一緒に成長するサービスになるのかもしれません。 

コロナと闘う 旬の野菜が食卓に届く! 県内3社による新サービス「ベジテーブル」

【問い合わせ先】沖縄タイムス営業局電話 098-860-3573平日 午前10時~午後5時

【サービス概要】月額3,600円 月2回JAおきなわのファーマーズマーケットで集荷した旬の野菜セットを新聞購読者世帯を中心に日本郵便が各家庭に届けるサービス。現在は、那覇、豊見城市限定でサービスを開始。