突然ですが!問題です。女の子が自己紹介しています。「わたしの名前はかなです。わー なーや かーなー(ピヨピヨ音)」

かっこに入るしまくとぅばを選んでください。( 1 あん 2 あらん 3 やいびーん 4 やが )

正解は3、やいびーん「~~です」という言葉にあたります。どうでしたか?こちらは、「しまくとぅば検定」の問題。(7級)県のしまくとぅば普及センターが去年から本格的にスタートさせたもので、今年も12月に実施されます。

しまくとぅば普及センター棚原亜梨紗さん「検定を申し込んでくださった方には、その級の単語帳を郵送するので 単語を勉強して読み方とかはおじいちゃんおばあちゃんに一緒に聞きながら、勉強してもらったらいいかなと思います。」

この日は、試験問題の内容を決める会議が開かれていました。しまくとぅば普及センターのメンバーと話し合っているのは・・・日本語教育や、検定試験の作問に詳しい専門家に・・・しまくとぅばを調査・研究する大学教授たちです。

しまくとぅば検定 マンガ家 空えぐみさん

沖縄国際大学 大城朋子 名誉教授「読本をベースにして問題作成をしてますけど、私たちもものすごく勉強になっています。」

沖縄国際大学 西岡 敏 教授「ほっとけば言語はなくなってしまう。」

琉球大学 中本 謙 教授「言葉そのものっていうのは、地域そのものですので、地域を映し出す鏡なんですね。」

県立芸術大学 髙良則子 教授「若い頃から挑戦できるようになっているのは結構意識したところかなと思います。」

島の言葉を未来へつなぐ「しまくとぅば検定」。去年の問題を持って、最近話題となっている、ある人が挑戦してくれました!

島の言葉に親しんでほしいと誕生した「しまくとぅば検定」。試験問題をもって訪れたのは、うるま市。

ピンポーン「こんにちは~」この方は・・・!現在、話題沸騰中のマンガ「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」、通称「沖ツラ」の作者、空えぐみさん。普段は顔だしNGということですが、今回はお面をつけて出演!作業スペースにお邪魔して、しまくとぅば検定に挑戦です!

「私たちの家族です」は、しまくとぅばで?「わったー(ピヨピヨ音)やいびーん」( 1 うや 2 やーにんじゅ 3 どぅし(るし))空さん問題を解く「やーが、家なんで・・・2 ですか?」 正解! 空さん「やった~」

空さんが手掛ける「沖ツラ」は、、沖縄を舞台にしたラブコメディー。東京から沖縄に転校してきた男の子が地元の女の子・喜屋武さんに恋をするのですが、、、彼女が話すしまくとぅばが理解できずに苦労する・・・というストーリー。

空えぐみさん「沖縄は、面白いなって思うことがたくさんあって、自分が経験したことを本当にそのまま漫画に多少大げさには書いているんですけども」

登場人物たちが話すしまくとぅばは近所の人や友人に聞いたり、本で勉強したりしながらマンガにしているといいます。

しまくとぅば検定 マンガ家 空えぐみさん

空えぐみさん「言葉と言葉の間の前置詞とかそういう言葉が本当に難しくて2年半住んでても、まだ分からないですね。」現在、新潮社の運営するWEBマンガサイト「くらげバンチ」で連載されている「沖ツラ」。ナレ:20代~30代中心の読者からは・・・「沖縄の方言かわいいなあ」「細かいところまで沖縄の小ネタが入っている」といったコメントが寄せられています。

空えぐみさん「マンガは若い人の方が比較的見てもらえるので、若い人にうちなーぐちを知るきっかけになってくれたらなって思います」

空さんは大阪出身。2年半前に自身のルーツである沖縄に移住を決めました。

空えぐみさん「父方のおじいちゃんが若い頃に沖縄から大阪に来て、おばあちゃんと出会って、お父さんが生まれて、僕なので、もともと沖縄のルーツなんです。」

マンガには、空さんのなじみの場所が頻繁に登場します。ということで、今回、WEBで公開されたばかりの最新話に出てきた場所に案内してもらいました!「ここは公民館?」空えぐみさん「「そうです」空えぐみさん「ここでみんなラジオ体操して、スタンプ集めてやってるところですね」

うるま市具志川の公民館。マンガの中ではラジオ体操をする子どもたちがあつまる場所として取り上げられました。ナレ:空さんも実際に、参加したそうで・・・

空えぐみさん「近所の方がラジオ体操するからおいで~ って言ってくれたんですけども、そのおじいちゃんが来なかったんですよ。僕が一人で、知らない人がこうやってやって、それでちょっとザワついて・・・」

公民館長 高江洲さん「(空さんは)運動会、文化祭、エイサー、いろんな行事に参加している」公民館長の高江洲さん。空さんにとってはよく沖縄の文化を教えてくれる、先生のような存在です。

しまくとぅば検定 マンガ家 空えぐみさん

公民館長 高江洲さん「マブイグムイとかね」空えぐみさん「沖縄の風習とかおまじない、そういうところも教えてもらってメモしてマンガにさせてもらったりしてます」

公民館長 高江洲さん「(地元の人たちは)自分の地域がマンガの題材になって非常に誇らしいと喜んでいたよ」

ナレ:高江洲館長は、地域の言葉で彩られる空さんマンガに期待しています。

公民館長 高江洲さん「うちなーぐちがね、途絶えつつあってマンガでね、本土の方がうちなーぐちを使って書いている」「素晴らしいことなのでこれからもがんばって、沖縄の題材をいろんなものを取り入れて描いていただきたい。」

空えぐみさん「方言をそのままばって渡されると、何言ってるかわかんないってなると思うんですけども、やっぱり物語のスタイルとか、シチュエーションに乗せて、ウチナーグチを出すことですっと入ってくるものだと思うので」「僕の沖縄はこんなに素晴らしいんだよって情熱を伝えていきたい」

空さんはこれからも沖縄の文化や言葉の魅力を伝えるため物語を描き続けます。

「沖ツラ」7月に発売された単行本はすぐに重版となったそうです。

しまくとぅば検定はリスニングと選択問題があります。今月末が締め切りです。くわしくは「しまくとぅば普及センター https://shimakutuba.jp」のホームページをごらんください。