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玉城知事の目玉政策である万国津梁会議が10月10日開かれました。ただ、会議を巡っては、玉城知事や県職員が、事業の請け負い業者と契約前の会食問題も浮上していています。

万国津梁会議は5つのテーマ別分野で話し合われますが、10日は教育や福祉に関する分野の「児童虐待」について2回目の話し合いが持たれました。

今回は、心理学や教育学の専門家らが県に提言する意見書案を検討し、委員からは、「子どもが学校生活で日常的に意見を言える環境が必要」、「虐待を通告する側がためらいなく通告できるような支援が求められる」といった意見が出されました。

とりまとめた意見書は知事に提出され、今後の県の施策や児童虐待防止に関する条例制定に反映されます。

一方、会食問題で疑惑がもたれている玉城知事は10日定例の記者会見で険しい表情で一連の問題に対し謝罪しました。

玉城知事「県議会や県民の皆様に大変多大なご心配やご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げたいと思います。」「今回のことを踏まえて今後とも私自身、自らの襟を正して県民の疑惑や不信を招くことないように客観的かつ適正な県政運営を心掛け、公務に対する信頼を確保していきたい」

記者からは会食問題に対する質問が相次ぎましたが、知事は疑惑への謝罪と信頼回復を目指すとの回答を繰り返すだけでした。

この問題をめぐっては県政野党の自民党会派が疑惑を解明するためとして百条委員会の設置を求め、与党に協議の場を設けるよう要請していましたが与党会派は10日会議を開き協議に応じないことを決めています。

今後、自民党会派が百条委員会の設置を議会に求めた場合、11日の議会運営委員会で協議されることになります。知事は百条委員会については「議会が進めることなので発言する立場にない」とコメントしました。

万国津梁会議開催 知事会食問題の行方は