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まずは県高校野球秋季大会です。ベスト4を前にシード4校がすべて姿を消すという波乱の展開の中、来年春のセンバツへとつながる九州大会出場をかけた準決勝。沖縄代表の2校が決まりました!

第1シード・沖縄水産を破り勢いに乗る「嘉手納」、この夏の覇者で甲子園経験者が多く残る「沖縄尚学」、選手わずか12人ながら快進撃を見せる「八重山農林」、接戦を勝ち切り初のベスト4に名乗りを上げた「具志川」センバツへとつながる九州大会まであと1つ!

高校野球、九州大会出場校決まる

準決勝第1試合、沖縄尚学は2番・島袋皓平がヒット、3番・與谷友希がフォアボールと甲子園を経験した選手たちが1回からチャンスを作ると打席には、前日の準々決勝で、失点につながるエラーで途中交代となった4番・崔哲イ。

沖縄尚学 崔哲イ選手「(前の試合は)自分のせいで負けるとずっと思っていてチームメイトがカバーしてくれて、前日は不調だったけどきょうは自信を持って攻めていくイメージでした」

この当たりに相手のミスも重なり沖尚が1点を先制。さらに続く2回にも満塁のチャンスを作ると再び崔。前日の悔しさを晴らす崔の2打席連続ヒットで追加点を挙げるとその後も沖尚打線が止まらず。5回まで毎回得点!15安打の猛攻を見せた沖縄尚学が再び甲子園の舞台を目指す九州大会への切符を手にしました!

沖縄尚学 與谷友希主将「沖縄県大会決勝も勝ち切って良いイメージで九州大会につなげていけるようにしていきたい」

沖縄尚学 崔哲イ選手「九州に行って2つ勝って、センバツ行けるように頑張ります」

高校野球、九州大会出場校決まる

どちらも秋初のベスト4。スタンドの応援にも熱が入る準決勝第2試合。選手12人で快進撃を見せる八重山農林は1点を追いかける3回、チャンスで3番・上江洲怜央。

同点に追いつくと、さらに続く4番・砂川将吾。良い当たりも具志川のショート長山松ノ介の好プレーにはばまれ逆転とはなりません。すると流れは具志川へ。そのウラ、エラーからピンチを招くと具志川3番・知念貴一朗にタイムリーを浴び勝ち越しを許します。

選手12人の快進撃もここまでか。スタンドからは石垣から駆け付けた父母会を中心に声援が送られる中、終盤7回、八重農はエラーと2つのデッドボールで2アウト満塁のビッグチャンスを作ります。ここで打席には、4番・砂川。

八重山農林 砂川将吾選手「ここで打ったら明日の新聞1面かなと思ってリラックスして打席に入りました」

緊張の場面にも動じない4番の一打で逆転に成功します。投げては6回からリリーフしたエースの親里大翔。

八重山農林 親里大翔選手「少ない人数の中、(スタンドから)応援してくれたんでその気持ちに応えようと思って」

ところが土壇場9回、具志川も粘ります。7番・伊禮悠吾がヒットを放ち同点のランナーを出します。それでも最後は1点差を勝ち切った八重山農林。選手12人で初の九州大会出場を決めました!

高校野球、九州大会出場校決まる

八重山農林 親里大翔選手「(人数が)少ない分、チームメイトの絆が深まるんじゃないかなと思います。最高の仲間だと思います」

八重山農林 砂川将吾選手「きょう試合が終わって、甲子園が見えてきたというか近いものになってきたのでこのチャンスを逃さずにチームひとつになって九州も勝って甲子園行きたいです」