一方、こちらも基地問題です。嘉手納基地周辺の住民たちが、米軍機の飛行差し止めなどを求めている第3次嘉手納爆音訴訟。控訴審判決を不服として、原告の住民側が最高裁判所に上告しました。

新川秀清原告団長は「一番の私たちの願いである『静かな夜を取り戻す』ということが、今回も叶いませんでした。そういったことで私たちは上告をした」と話していました。

この裁判は、嘉手納基地周辺に住む約2万2000人が、国に対し、米軍機の夜間・早朝の飛行差し止めや、騒音被害への損害賠償などを求めていたものです。

11日の控訴審で福岡高裁那覇支部は、健康被害を一部認めたものの、賠償額を減額し、飛行差し止めなどは棄却しました。これを受け、24日住民側は上告状を提出。住民たち60人が将来生じる損害賠償や飛行差し止めなどを改めて求めています。

新川秀清原告団長は「35万人の人たちが、嘉手納基地の周辺には生活しているんです。そういう人たちが日夜にわたってこういう生活を強いられている」と話していました。

神谷誠人弁護士は「ひとつは差し止め請求を認めなかった。それに加えて将来請求が認めらなかった。これだけ基地が固定化されて爆音が続いているのにもかかわらず、将来の請求を、また新たに裁判を起こさないといけないという負担を強いている。そういう司法の判断に対して異議を申し立てる」と話していました。

37年続く、住民たちの戦いは、再び最高裁の場に持ち込まれます。