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米カリフォルニア大学生が写真展

「写真を通して、沖縄のことを教えてほしい」アメリカの大学生たちが、ある写真展を開催しています。

南風原町で開かれている、戦後の沖縄を切り取った写真の展示会。撮影したのは、1952年から1年間、アメリカ軍の歯科医として沖縄に勤務した、チャールズ・ゲイルさん。ゲイルさんの写真を通して、沖縄の戦後史を学び、世界中に発信しようと、写真を所蔵するカリフォルニア大学の「沖縄メモリーズ研究会」の学生たちが開きました。

カリフォルニア大学カウエル・カレッジのアラン・クリスティ学長は「この写真から、日常生活、世相史的な話がうかがえますので、私はもちろん、生徒たちにとっても、大変貴重な情報だと思います。

このプロジェクトは、写真を使って、できるだけ広い範囲の沖縄の人たちに見せて、色々話し合えればと思います」と話していました。

写真は、どこで撮影されたのかわからないものが多く、訪れた沖縄の人に、写真からわかる情報を聞き取ることで、沖縄の戦後史への理解を深めています。

来場者は「(当時は)生活が苦しかったので、ふんどしをはいて魚をとったりして大変だったなと思い浮かべます」と話していました。

来場者は「年月も経って、忘れられているけど(学生が)よく勉強しているなと感じる」と話しました。学生は「以前は、高校のカリキュラムで学んだ、沖縄戦のことしか知りませんでしたが、今は沖縄の戦後の歴史や現状についてわかるようになりました。戦後や、この写真が撮られた時代についての話を聞くことは、とても意義深く、皆さんとても面白い話をしてくれます」と話していました。

写真展は13日まで南風原文化センターで、15日からは平安座自治会館で開かれます。