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4日午後、浦添市立浦西中学校のテニスコートに空からゴムの切れ端のようなものが落ちてきたことについて、アメリカ海兵隊は取材に対し落下物はアメリカ軍機CH53Eのものであると認めました。

4日午後3時半すぎ浦添市にある浦西中学校のテニスコートに大きさおよそ18センチ×12センチ、重さがおよそ20グラムのゴムの切れ端のようなものが落下してきました。

一夜明け、5日朝、校門前では、いつもと変りなく登校する生徒の姿が確認できました。

浦西中学校名護清和校長「学校は安全であるべきということからすると非常に残念なことでありますし、早めに原因を突き止めてその対応をしていきたい」

学校側は昼過ぎに取材に応じ4日と5日、屋外での授業と清掃を取りやめることやカウンセラーによる生徒のケアを行うなどの対応を明らかにしました。

また、部活動については3年生にとって最後の大会が今週末に控えているためヘリが接近した場合には、中断することなどを条件に実施するとしました。事態を受け、謝花副知事は。

謝花副知事「普天間第二小学校のことを思い出しましてゾッとした。一番安全であるべき学校でこういった事態が起こるということは、ある意味異常だとしか言えないと思います」

落下物を発見した際、生徒たちが上空を見上げるとヘリコプターが飛んでいたと話していたことから沖縄防衛局は落下物がアメリカ軍機のものか照会するとともに、落下物をアメリカ海兵隊に渡していました。

QABの取材に対し、海兵隊は落下物はアメリカ軍ヘリCH53Eの回転翼を保護するための「ブレードテープ」という部品であることを認めました。

落下原因などは明らかになっておらず、ブレードテープは人体などに影響はないとしていますが海兵隊はブレードテープが貼られているすべての機体を検査し、劣化しているものについては交換などを行うとしています。