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環境NGOの代表は、PFOSの影響について、非常に広範囲にわたる汚染で深刻との見方を示しています。

インフォームド・パブリックプロジェクトの河村雅美代表。河村代表が入手した資料によると、県がPFOSの汚染を公表した2016年よりも前から深刻だったと指摘しています。

2007年、全国124カ所で実施された水道水の調査。対象となった県内4カ所のうち、北谷浄水場を給水元とする新都心公園では、PFOSとPFOAの合計値が、1リットル当たり26.86ナノグラムと、名護浄水場を給水元とする名護市久志の約100倍になっていることがわかりました。

河村雅美代表は「現実の世界で、有害物質が水の中に紛れ込んでいて、それがやはりもっと、私たちが思っていたよりも長く紛れ込んでいて、体の中に入っていたということを認識させる資料」だと指摘しました。

河村代表は、汚染範囲の特定が難しいうえ、広範囲に広がっている可能性を指摘。汚染のレベルも、全体像が特定できていないものの、深刻な状況ではないかと話しています。

また河村代表は、「かなり高濃度で出ているので、複数の基地周りで出ているし、深刻な問題。基地内で蓄積された汚染が外に染み出ているのが、抜本的な対策が取れないという深刻な問題を抱えている。範囲も、県は一生懸命調査しているが限定されていて、どこまで汚染が広がっているか確定した包括的な調査は行われていない。高濃度で出ていて、レベルが非常に高いので、深刻な汚染であるというのと、範囲が確定できない問題を抱えている」と話しました。