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違法ケシ?男性自ら通報 1049本を廃棄

4月、県内で、麻薬成分を含む違法なケシが発見され、1000本以上が廃棄処分されていたことがわかりました。

県によりますと、4月、名護市に住む男性から「育てているポピーが違法なケシの可能性がある」と北部保健所に通報がありました。県が、沖縄麻薬取締支所と合同で男性宅を訪れ、確認したところ、ケシは麻薬成分を含み、あへん法で栽培が禁止されている「ソムニフェルム種」ということがわかりました。

園芸店で販売されたり、園芸愛好家らの間で種や苗が譲渡されたりしていたということで、県などでは芋づる式で所有者を特定し、11人から合わせて1049本のケシを押収して廃棄処分したということです。

販売者や栽培者に違法という認識がなかったため罰則はありませんでした。県の担当者は「このような事案は資料が確認できる20年間で初めてだ」と話し、違法なけしを発見した場合、県や保健所、警察などに通報するよう呼びかけています。