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守ろう、障害者の「移動する権利」

身体障害者が、車に乗り降りする専用スペース。那覇空港では80%以上が、健常者による不適切な利用でした。

那覇空港にある身体障害者専用の乗り降りスペースで国と県が2300台あまりを調査したところ、80%以上が健常者による不適切な利用で、タクシーが54%を占めていました。レンタカーの引き渡しに使用する悪質なケースもみられました。

一方、大型商業施設の駐車場では、専門の警備員を配置したところ、不適切利用は大幅に減少しましたが、それでも全体の32%が健常者による不適切な利用でした。

仲根建作さんは「今の状況は正直、マナーとかエチケットの分野で抑制するのは無理だと思っています」と話しました。

車いすの利用者からは、障害者の移動する権利の問題としてとらえ、専用スペースには許可証を持った人のみが駐車できる制度を自治体が整備し、罰則を設けることも検討すべきという意見などが上がっていました。