60年以上も続く石垣島白保の成人式。仲間や地域の人が見守る中、新成人が20年分の感謝を伝えました。

前盛紀香さん「男手ひとつで育ててくれたお父さんには感謝しています。ありがとうございます。」

柳田野衣さん「高校沖縄本島に行って、家に帰ってきたら部屋なくなってるし。」

富濱姫沙さん「何もできないのにひとりで出てきて、親の大切さがわかりました。」

遠山奈々海さん「なんで東京から引っ越してこなきゃいけないんだろうって思ってたけど、みんなが温かく迎えてくれて。本当にありがとう。」

石垣市白保地区では新成人を祝うため、新成人激励祝賀会が行われています。転校や進学などで離ればなれになった19人全員が集まったのは、中学を卒業して以来、およそ5年ぶり。

ムードメーカーの内原和哉さん。大好きな両親へ、照れながらも、気持ちを伝えました。

内原和哉さん「僕は今、福岡に住んでいるんですけど、一人暮らしして、料理作ったり、洗濯物したり、その大変さ、母の偉大さを感じました。また、お父さんには、福岡にでるときに、男は度胸という強い言葉を貰い、父親として、また男としてのかっこよさ、とても尊敬しております。」

家族や仲間と一緒に、「モーヤー」で盛り上がるのが、60年以上続く伝統です。

稲福桃奈さん「写真の専門学校に進もうと決めて、その時にお母さんにすごい反対されたんですけど、福岡で自分がやりたいことをさせてもらってることにすごく感謝しています。」

波照間大樹さん「なんやかんやあっても本当に、最後は自分の思いをくんでくれる優しいおやじだと思います。」

前里仁美さん「両親とおじいちゃんおばあちゃんに恥じることないような恩返しがちゃんとできるように頑張りたいと思います。」

ティッシュで涙を拭いながら話すのは豊村甘茄さん。 母へ反抗していた時期もありましたが、大学進学で、親元離れて暮らし、初めて母の大変さに気づいたといいます。

豊村甘茄さん「お母さんと口をきかない期間も3年間くらいあって、おばちゃん、お母さん、おばさんたち、本当に親戚中いろんな人に支えられながら、今頑張ってます。本当にありがとうございます。」

世持勝吉さん「白保に帰ってきて、親孝行とかしたりできたらいいと思います。」

宮良香穂さん「大阪から母の生まれ育った白保に転校してきました。当時は、大阪が大好きで、毎晩大阪に帰りたいって泣いて、母も1人でわたしと姉を育てるのに毎日大変だったはずなのに、この白保で育ててくれて本当にありがとうございます。」

夢へ向かって背中を押してくれた父へ、思いを話すのは、豊里由梨香さん。

豊里由梨香さん「最初はお母さんが今行っている大学への進学を反対していて、それをお父さんに相談したら、お前のやりたいことなんだから、お金の心配するなとお前に夢があるならがんばれと言ってくれて、大学に行かせてもらえて、今まで何回も大学辞めたいと思ったときもあったんですけど、お父さんの言葉を思い出して、今も頑張っています。」

成人式に、両親へ今まで言えなかった思いを伝えられた19人。決意を新たに、それぞれの道へ進んでいきます。