※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

12月6日、嘉手納基地所属の空軍兵が脱走し、読谷村内で逮捕されました。当時空軍兵は拳銃も所持しており、住民たちからは不安の声が上がる中、石嶺読谷村長が防衛局に緊急抗議しました。

金城圭吾記者は「銃を持った脱走兵は、住宅のすぐそば、こちら集落の近くで逮捕されたということです」とリポートしました。

警察などによりますと、12月6日午後3時半ごろ、県警にアメリカ軍から「空軍兵1人が行方不明になっていて、拳銃を所持している可能性がある」と通報がありました。

脱走したのは米軍嘉手納基地の特殊作戦部隊所属の空軍兵で、通報から3時間ほどして読谷村宇座の集落で米軍によって逮捕されました。空軍兵は、拳銃と銃弾15発を所持していたということです。

住民は「怖いです」と話していました。別の住民は「外国人の事件事故が多いものですから、いつ何があるかわからないと自分たちも不安でいっぱいですね」と話していました。

読谷村では9月にも嘉手納基地所属の陸軍兵が住居侵入事件を起こしたばかり。石嶺村長は先ほど沖縄防衛局を訪ね抗議しました。

石嶺村長は「沖縄の現実ですよね。米軍専用施設の7割以上がたった0.6パーセントの小さな沖縄に置かれている。この現実が色んな事件・事故に繋がっている」と話していました。

警察では、空軍兵を銃刀法違反の疑いでの逮捕も視野に入れ捜査を進めています。