衆議院の解散を受け、22日投開票の総選挙が10月10日公示され、県内4つの選挙区に12人が立候補しました。それぞれの候補の10日の第1声をお伝えし、選挙の争点は何か、記者解説でお伝えします。

今回の衆議院選挙、沖縄1区には届け出順に自民党、前職の国場幸之助さん。共産党、前職の赤嶺政賢さん。日本維新の会、前職の下地幹郎さん。幸福実現党、新人の下地玲子さんの4人。

沖縄2区には社民党前職の照屋寛徳さん。自民党前職の宮崎政久さんの2人。

沖縄3区には無所属で、前職の玉城デニーさん。幸福実現党、新人の金城竜郎さん。自民党、前職の比嘉奈津美さんの3人。

沖縄4区には幸福実現党の富川泰全さん。無所属で前職の仲里利信さん。自民党、前職の西銘恒三郎さんの3人が立候補しています。

 

総選挙 各候補の第一声は

沖縄1区

沖縄1区

国場幸之助候補「今の日本の、沖縄の直面する多くの課題、責任持って解決出来るのは、自民党と公明党しかおりません」

赤嶺政賢候補「もう安倍内閣は沖縄の民意に歯が立たない、お手上げだという状況にまで追い込んでいこうではありませんか」

下地幹郎候補「基地問題においても、必ず国と沖縄県の間に入って、話し合いの中からみんなが納得できるような政策を模索する政治をしてまいります」

沖縄2区

沖縄2区

照屋寛徳候補「最大の争点は、新基地建設を許すかどうか。ウチナーの未来はウチナ―ンチュが開く」

宮崎政久候補「浦添市にキャンプキンザー、宜野湾市に普天間飛行場。この施設を一体的に利用できるような中部の中核となるような街をつくっていきたい」

沖縄2区

沖縄3区

玉城デニー候補「もう新しい米軍基地はごめんですよというのが県民の本意です。辺野古の新基地建設には堂々と県民の皆さんと反対の意思を示しましょう」

比嘉奈津美候補「反対反対、そして物事を進められない決められない、そういう人たちに政権を譲るわけにはいきません。私たちに仕事をさせてください」

沖縄4区

沖縄4区

仲里利信候補「私の政治の原点は、戦争につながるものはすべて反対をする。これが私の信念です」

西銘恒三郎候補「私はもう今回の選挙は比例区はない。選挙区で勝つしか道は残されていないという強い覚悟で戦う決意であります」

このほか1区で下地玲子さん、3区で金城竜郎さん、4区で富川泰全さんの3人が立候補し、北朝鮮危機に対する防衛強化などを訴えています。


ここからは選挙担当の金城記者に聞きます。総選挙がスタートしました。全国的には「政権選択選挙」と言われていますが。

金城記者「安倍政権の是非が問われ、民進党が事実上、分裂し、希望の党が誕生しました。一方で民進のリベラル派が立憲民主党を結党するなど、政党は3年前の顔ぶれとは大きな変化が起きています」

県内の選挙区には希望や立憲民主の候補者はいませんが、影響面ではどうでしょう?

金城記者「1区の維新、下地幹郎さんは希望の党から推薦を得ました。逆に3区の玉城デニーさんは自由党が希望の党に合流したため、選挙は無所属で戦う道を選びました。この総選挙が終わった後、県内でも新たな動きが出てくるかもしれません」

政権選択が争点の一つであれば、県内の争点はなんのか?

金城記者「やはり大きな争点は、辺野古新基地建設問題です。前回の総選挙で、沖縄は新基地建設反対のオール沖縄の候補が全選挙区で当選しました。自民党に風が吹いた全国の中で、沖縄では自民の惨敗という結果でした。今回、普天間移設について、自民党県連は今年2月、これまでの『県外』から『辺野古容認』へと舵を切りました。照屋県連会長は当初『基地問題を争点とする』と話していましたが、今回の選挙では裁判の結果が出ているとして、辺野古問題を封印して争点はずしをしています」

一方、オール沖縄側には議席を守らなければいけないという大きな課題がありますね?

金城記者「知事選を頂点とした県内の統一地方選挙が来年に控えています。目前には2月の名護市長選もあります。今回の総選挙で取りこぼすようなことがあれば、オール沖縄は一枚岩ではないと自公から攻撃され、来年の統一地方選挙に影響を及ぼしかねません。先の那覇市議選では、オール沖縄誕生の原動力となった保守系市議らが落選しています。そうした不安材料をどう払拭できるかが、オール沖縄の候補者の課題でもあるでしょう」

争点はこのほかいろいろありますね?

金城記者「先島の自衛隊配備計画問題、子どもの貧困対策など、他にも生活に密着した問題に高い関心があるのも忘れてはいけません。経済は好調といいながら、低い正社員の割合。暮らしは豊かさを実感できるところにあるのか。そういった多くの課題に有権者は選挙の判断の材料にするはずです」

金城記者でした。来週からは各選挙区の情勢をお伝えします。