2月17日は旧暦1月1日、旧正月です。旧暦文化が色濃く残る地域では新年に願いをかける行事が執り行われました。
午前9時、あいにくの空模様の中、うるま市浜比嘉島の港には、漁師たちが手際よく大漁旗を結び付け、新しい年の航海安全と豊漁を願いました。
漁師山根敦さん「今年も健康、安全で海のことだからもずくやっているんですよ、豊作ですね」
港を彩る大漁旗、そして、島全体が新年を迎える準備が整えられ島内12か所の拝所を周る「年頭拝み」がはじまりました。
琉球の島々を創ったとされる神、アマミチューとシルミチューが住んだと言われる洞穴でも、祈りの儀式が行われ、ノロによって島の繁栄と無病息災が祈願されました。
厳かな儀式の後は、奉納芸能です。はじめの舞「かぎやで風」を踊るのは、80歳の比嘉区のノロ。ゆったりとした舞に訪れた人たちは静かに見入っていました。
この日のために前日から準備を行っていた地域住民たち、ことしは地謡が洞穴を向いて座れるように足場も設けられました。
準備に参加していたのは毎年この舞台で踊りを披露している高校生の双子です。
本番では琉球舞踊の「あやかり節」を奉納していました。
祖堅妃夢さん「小さい頃から舞踊を習っているので、伝統継承のためにこれからもつづけていきたいです。」
祖堅妃愛さん「1年の始まりに踊れて良かったです」
祖堅妃夢さん「自分は今年高校卒業して進学するので、新しいステージにもあがるのでいい1年がスタートできるように頑張ります」
祖堅妃愛さん「私は、高校卒業して就職なので、社会人1年目として頑張っていきたいです」
最後は、カチャーシーで会場を盛り上げていました。
浜比嘉島比嘉区のノロ(80)「健康願い、みんなの健康願い、舞踊を長いことやっているからノロが先にやる(踊る)というのは当たり前だから、務めと思っている」
旧正月にだけ入ることが許される「シルミチューの洞穴」多く参拝客が無病息災や子孫繁栄を祈願していました。
参拝者「毎年参加しています」「今回はいつもと違って2人目を妊娠しているので安産祈願も兼ねて」
参拝者「元気な子を産んで家族新たな4人で幸せな年にしたいなと思う」
比嘉区 平敷勇区長「良い島ですよ、伝統芸能伝統文化をね、大事にしていって、島をどうにかね、これからも盛り上げていきたいと考えています」
訪れた人たちには清められた花米(はなぐみ)やお菓子が振舞われ、新しい年の訪れを盛大に祝っていました。
