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モニターに映っている場所はオスプレイが墜落事故を起こした名護市安部にある公民館です。

今、まさに沖縄防衛局が住民に対し、墜落事故の説明会を開いている様子です。

背景にはオスプレイが訓練を展開する北部訓練場の変換式典をあすに控え、住民側への「丁寧な説明」なのだと考えられます。一方、こちらは、午後4時から官邸で行われた北部訓練場返還の日米共同発表です。

墜落の火消しをしながらあすの式典を乗り切りたい政府ですが、そんな中、12月21日、嘉手納基地内でアメリカ軍機が墜落したオスプレイと同じ「クラスA」の重大事故を起こしていたことがわかりました。

アメリカ海軍安全センターによりますと、12月19日午前6時頃、嘉手納基地内でP8哨戒機とけん引装置が衝突し、P8の前輪と胴体下部を損傷しました。

人的被害や損害額は公表されていませんが、事故は、最も深刻なクラスAに該当すると発表されました。

クラスAは、死者が出るか、日本円で約2億3000万円以上の損害が発生した事故と定められています。

アメリカ海軍・海兵隊ではクラスA事故が相次いでいて、アメリカが新年度に入った10月以降、2ヵ月余りの間にオスプレイ墜落事故も含め、すでに10件のクラスA事故が発生しています。