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今回、お送りする成人式は、白保という地区で行われています。この地域は石垣島にありまして、進学や就職で島外に出る子ども達が多いんですが、成人を迎える時には、戻ってきて地域をあげて一緒にお祝いするんです。涙と笑顔に溢れる成人式です。

毎年、石垣市白保では地域をあげて成人式を催します。

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ことし参加した新成人は17人。1人1人が、これからの決意やこれまでなかなか言葉にできなかった感謝の思いを語ります。

米盛英貴さん「お父さんは良く、僕にこう言ってくれました、「何事に対しても、ありがとうと言える人になれ、感謝の心を忘れるな」お父さんはとても頼りがいがあって力持ちでかっこよくて、僕のヒーローで目標であり、憧れです将来はお父さんみたいなかっこいい消防士になりたいと思っています。」

こちら、宮良福木子さんは両親へチクリと一言、

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宮良福木子さん「にーにー、ねーねーが東京の大学に出て、自分ひとり家に残った時はお父さんも公民館の集まりで帰ってこないし、お母さんも牛が風ひいたって帰ってこないし。」

それでも、しっかり両親の背中を見ていました

宮良福木子さん「でもお父さんお母さんは、家で人の文句を言わないし、白保村のために外に出て誇りであり尊敬しています。自分もあんなにやって子どもに姿を見せられる親になりたいなと思っています。」

母と2人で並んだのは、新里妃奈子さん女手1人で育ててくれた母へ、素直な思いを語りました

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新里妃奈子さん「学生の頃は、母が一人で育てていることに不満ばかり、我儘ばかりで毎日反抗してケンカしていました。高校を卒業して、石垣島を出たいというわがままを無理やり押し通して大阪のほうに就職しました。甘い考えのまま内地にでた私でしたが、内地の厳しさに耐えられず、すぐ島に帰りたいとお母さんに相談したら、帰ってきなさいと笑顔で言ってくれたので帰ってくることができました。そしてお母さんの背中を見て、介護福祉士になりたいと思い、介護の仕事につきました。お母さん、これから迷惑をかけると思いますが、まだまだ未熟ですがこれから親孝行していきたいと思います宜しくお願いします。」

20年の思いの丈を打ち明けた新成人たち。最後は、かちゃーしーで、地域との、人々との絆を深めていました。