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Q+スポーツ部 憧れの舞台 マスターズ甲子園へ

全国の高校野球OBたちが再び夢の舞台を目指し戦うマスターズ甲子園。沖縄代表・読谷高校OBの選手を追いかけました。

『これよりマスターズ甲子園2015出場に向けて決起集会を行いたいと思います』

Q+スポーツ部 憧れの舞台 マスターズ甲子園へ

勝利を誓い、心を一つにしたのは、読谷高校野球部OB会のメンバー。今週末に控えている、マスターズ甲子園2015に出場します。今年で12回目を迎えるこの大会は、全国の高校野球のOBたちが性別・世代を越え出身校別に同窓会チームを結成。再び「甲子園出場」目指し、県予選が行われました。

今年、沖縄で県予選を勝ち抜いたのが、2回連続で出場が決まった読谷高校OB会のメンバーです。

仲宗根陽介さん(19歳)「現役時代、成し遂げられなかった仲間との目指していた場所に、みんなの分も一緒に頑張って戦って、先輩方と一緒に勝利を目指していきたいです」

高校時代に目指した夢の舞台をもう一度。元球児たちの瞳はあのころのまま輝いています。

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花城康次郎さん。読谷高校1期生の御年84歳。今年の大会出場者の中で最高齢です。

花城康次郎さん「これが(前回の)ユニフォーム。ちょうど私の歳だったもんだから背番号を82にしている。今年は84なんだけどね、このユニフォームを今度着けて必ず持ってくるように言われているんですよ」

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2年前にマスターズ甲子園初出場を果たした読谷高校OB。花城さんは、マウンドに立ちました。

花城さん「夢がどうのこうのという問題じゃないね。想像もしないような出来事が起きたわけだから。甲子園に行ってマウンドに上がれたことが私にとっては生涯忘れないような思い出かな」

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花城さん「19年間、これ私が学校にいた(野球の)監督時代の(写真)」

花城さんは30歳から19年間、働きながら嘉手納の子ども達に野球を教えてきました。

時が過ぎ、再び教え子たちと共に野球をすることになった花城さん。その喜びは、ひとしおです。

花城さん「これ以上の喜びはないです。教え子たちが色々な面倒を見てくれて、こういう子ども達が押し上げてくれて。子ども達に感謝している」

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この日は、大会前最後の全体練習。ほとんどのメンバーが顔を揃えました。その中には、花城さんの教え子たちの姿もありました。

花城さん「第1回目の県代表で九州に行った時、この人が第二球場でホームラン打った。これはいつも僕の頭の中にあるから」

読谷高校19期生・大城朝敬さん「振ったから入っただけよ」「(どんなコーチだったんですか?)鬼コーチでね」

久しぶりの教え子との再会。懐かしい思い出を振り返り、会話に花が咲きます。

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仲宗根朝也監督「中学校の時、2年ほど教わっているので、非常に怖くて。あの時は元気で。84歳の大先輩も65年前、僕らも32年前に戻って、同じ18歳17歳の気持ちでまたできるっていうのが嬉しいです」

更にメンバーには、今年卒業したばかりの19歳の選手もいます。

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読谷高校65期生・儀間達紀さん「花城さんは本当に自分たちの先輩ということでとても尊敬しています」

読谷高校65期生・仲宗根陽介さん「頭の上がらない存在です2。マスターズ甲子園という場所で、一緒に偉大な先輩方と一緒に野球できることは本当に嬉しく思います」

Q+スポーツ部 憧れの舞台 マスターズ甲子園へ

世代を越え、共にグラウンドに立つ仲間たち。そこに、年齢の垣根はなく、皆同じ元高校球児です。

花城さん「ただ願うことは、向こうに行ってみんな元気で怪我もしないように楽しんで、笑顔で帰ってきてもらいたい。私も一緒に行って楽しんできます」

『マスターズ甲子園2勝向けて頑張るぞ!読谷!オー』

花城さんが再び甲子園のマウンドに立つ姿は見られるのでしょうか。

読谷高校OBは、今週土曜日、甲子園球場で埼玉代表・春日部東と対戦します。その模様は、来週月曜日のスポーツコーナーでお伝えします。